出版社内容情報
教育総研を活動の拠点とする直接的・間接的な教育現場との交流の中から生み出された論考集。国の教育政策の批判的検討とそれに基づく具体案を提示する。また、様々な分野の人々との対談や各地の学校訪問とそこでの興味深い見聞などの報告なども多数収録する。
はじめに 教育研究と教育運動の間
序 論 現代の疎外と教育の改革
第一部 市民社会の創造と教育の改革
第一章 高校教育の諸問題
第二章 高校改革と市民社会の創造
第三章 行ける高校から行きたい高校へ
第四章 外国人の子どもたちとともに
第五章 総合選択制高校の現状と課題
付論一 中高一貫校教育の現実と未来
付論二 地域社会と高校の脱構築
第二部 市民社会と教育をめぐるインターフェイス
第一章 1 高校教育の多様化はどう進めたらいいか〈寺脇研氏との対談〉
2 生徒に生きる力をもたせたい〈服部次郎氏との対談〉
第二章 「学校崩壊」の根本原因〈河上亮一氏との対談〉
第三章 現代市民社会の教育の責任〈堤清二氏との対談〉
第四章 金八先生と語る人権教育〈小山内美江子氏との対談〉
第五章 市民社会と教育改革〈暉峻淑子氏との対談〉
第三部 教育の現場と海外の旅
第一章 高校の現状と改革の方向
1 指導困難校(神奈川県)
2 学校の連携―弥栄東・西高校(神奈川県)
3 合同選抜の状況(大分県)
4 単位制高校―杜陵高
内容説明
疎外と教育という年来のテーマに即していえば、本書は現代日本教育における疎外の現状とその回復の具体的実践・提言が叙述の中心になっている。「報告」「時評」「対談」「現場訪問」「ルポルタージュ」「紀行文」という体裁のままで再録。
目次
現代の疎外と教育の改革―国家主義と市場原理主義を超えて
第1部 市民社会の創造と教育の改革(高校教育の諸問題―現状と研究の視点;高校改革と市民社会の創造―「多様化」と「公正」の調和を求めて;行ける高校から行きたい高校へ ほか)
第2部 市民社会と教育をめぐるインターフェイス(高校教育の多様化はどう進めたらいいか(寺脇研氏との対談)
生徒に生きる力をもたせたい(服部次郎氏との対談)―総合学科先進校 筑波大学附属坂戸高校の進む道
「学校崩壊」の根本原因(河上亮一氏との対談)―勉強は何のためにするのか ほか)
第3部 教育の現場と海外の旅(高校の現状と改革の方向;小さな町が育てた大きな教育―福島県三春町の「学校ルネサンス」;中国への旅)
著者等紹介
黒沢惟昭[クロサワノブアキ]
1938年、長野県に生まれる。一橋大学社会学部卒業。その後東京大学大学院修士博士課程で教育学・社会思想を学ぶ。現在、東京学芸大学教授。中国・東北師範大学、吉林省社会科学院、北京師範大学国際比較教育研究所、客員教授。東京大学大学院、新潟大学、山形大学、京都大学大学院、信州大学、神奈川大学等で非常勤講師を歴任
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 小山コータローのギャグマンガNEXT …
-
- 電子書籍
- 漫画ゴラク 2022年 9/30・10…