Ｑ＆Ａで学ぶ女性差別撤廃条約と選択議定書

米田 真澄/堀口 悦子【編著】

明石書店（2002/02発売）

• サイズ A5判／ページ数 120p／高さ 21cm
• 商品コード 9784750315287
• NDC分類 367.2
• Cコード C0036

出版社内容情報

日本が男女平等の国際基準を取り入れるために必要不可欠な条約―女性差別撤廃条約に新しくできた選択議定書。この条約を使いこなし，女性差別をなくすための，わかりやすい入門書。

第１部　ウォーミングアップ　国連との関係を知ろう
Q1　世界平和をめざす国連は，人権問題をどう扱っているのですか？
Q2　国連は人権尊重の社会をつくるために，どのようなことから取り組んだのですか？
Q3　世界人権宣言は，条約ではないのですか？　ほか
第２部　いよいよスタート　女性差別撤廃条約について，知ろう，学ぼう
Q9　女性差別撤廃条約では，どのようなことが女性差別にあたるのですか？
Q10　女性差別撤廃条約は何を締約国に義務づけているのですか？
Q11　女性差別撤廃条約は，働く女性の妊娠・出産をどう扱っているのですか？　ほか
第３部　ゴールまであと一息　女性差別撤廃条約について，もっと詳しく知ろう
Q18　「選択議定書」って何ですか？
Q19　女性差別撤廃条約選択議定書にはどのような手続きが定められているのですか？
Q20　女性差別撤廃委員会は，個人からの通報をどのように審査するのですか？　ほか
ゴール　私たちにできること
Q25　選択議定書を日本が批准するために私たちにできることは何ですか？

内容説明

本書は、女性差別撤廃条約についてあまりなじみのない人も、理解できるようになることをめざしてつくった。まず「女性差別撤廃条約選択議定書」という文書をつくった国連と人権保障のかかわり、次に女性差別撤廃条約、そして最後に女性差別撤廃条約選択議定書について説明するという構成をとっている。

目次

第１部　ウォーミングアップ・国連との関係を知ろう（世界平和をめざす国連は、人権問題をどう扱っているのですか？；国連は人権尊重の社会をつくるために、どのようなことから取り組んだのですか？；世界人権宣言は、条約ではないのですか？　ほか）
第２部　いよいよスタート・女性差別撤廃条約について、知ろう、学ぼう（女性差別撤廃条約では、どのようなことが女性差別にあたるのですか？；女性差別撤廃条約は何を締約国に義務づけているのですか？；女性差別撤廃条約は、働く女性の妊娠・出産をどう扱っているのですか？　ほか）
第３部　ゴールまであと一息・女性差別撤廃条約について、もっと詳しく知ろう（「選択議定書」って何ですか？；女性差別撤廃条約選択議定書にはどのような手続きが定められているのですか？；女性差別撤廃委員会は、個人からの通報をどのように審査するのですか？　ほか）
ゴール　私たちにできること（選択議定書を日本が批准するために私たちにできることは何ですか？）

著者等紹介

米田真澄［ヨネダマスミ］
財団法人世界人権問題研究センター研究員。専門は国際人権法。大阪大学、京都文教大学、龍谷大学、大阪国際大学で国際人権論、国際法、国際機構論などの講師を勤める

堀口悦子［ホリグチエツコ］
明治大学短期大学兼任講師、杉野服飾大学、杉野服飾大学短期大学部、清泉女子大学、東海大学、山梨大学各非常勤講師。専門は法女性学、ジェンダー論
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感想・レビュー

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[たかこ]

1979年「女性差別撤廃条約」。1990年代「女性の権利は人権である」という国際レベルでの主張。1999年「女性差別撤廃条約選択議定書」。女性が男性と同じ立場に立てるようになったのは、本当に最近のこと。未だに、性に基づく役割分担意識があるし、当たり前ように「男らしさ」「女らしさ」という社会規範を見直すことが難しい世代もあるけれど、若い世代は確実に「男・女らしさ」ではなくて、「自分らしく」になりつつあると思う。女性の未来が豊かでありますように。

2019/03/03