出版社内容情報
本来旧約聖書のなかでユダヤ民族の故国喪失・拡散流亡を意味したディアスポラ。国際化の進む現代世界の認識の手段としてこの概念をよみがえらせ,歴史上・地理上顕著な移民・植民の実態を究明,今なお生き続けるディアスポラをグローバルな規模で再確認する。
監訳者序/はじめに
序章
1章 ディアスポラの古典的概念
――ユダヤ人伝説の見直し
2章 被害者ディアスポラ
――アフリカ人とアルメニア人
3章 労働ディアスポラと帝国ディアスポラ
――インド人とイギリス人
4章 交易ディアスポラ
――中国人とレバノン人
5章 ディアスポラと祖国
――シク教徒とシオニスト
6章 文化ディアスポラ
――カリブ人の事例
7章 グローバル化時代のディアスポラ
8章 ディアスポラ,その類型と将来
注/訳者あとがき/参考文献/索引
目次
1章 ディアスポラの古典的概念―ユダヤ人伝説の見直し
2章 被害者ディアスポラ―アフリカ人とアルメニア人
3章 労働ディアスポラと帝国ディアスポラ―インド人とイギリス人
4章 交易ディアスポラ―中国人とレバノン人
5章 ディアスポラと祖国―シク教徒とシオニスト
6章 文化ディアスポラ―カリブ人の事例
7章 グローバル化時代のディアスポラ
8章 ディアスポラ、その類型と将来
著者等紹介
コーエン,ロビン[コーエン,ロビン][Cohen,Robin]
イギリス・ウォーウィック大学社会学教授
駒井洋[コマイヒロシ]
1940年生まれ、大連出身。1964年東京大学文学部社会学科卒業。1970年同大学院社会学研究科博士課程修了。東洋大学社会学部専任講師、筑波大学社会科学系助教授を経て、現在同教授。博士(社会学)
角谷多佳子[カドタニタカコ]
1956年生まれ、大阪府出身。奈良女子大学文学部英語・英米学科卒業。ミノルタカメラ株式会社開発部、筑波大学社会科学系駒井研究室勤務を経て、現在フリーの翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。