アジアの国家とＮＧＯ―１５カ国の比較研究

重冨 真一【編著】

明石書店（2001/09発売）

• サイズ A5判／ページ数 400p／高さ 22cm
• 商品コード 9784750314686
• NDC分類 333.8
• Cコード C0036

出版社内容情報

従来のNGOに関する議論は実践的なものに終始してきたが、本書では今日一つの社会的セクターとなったNGOを、社会科学の客観的対象として分析・比較の遡上にあげ、アジア各国における多様なNGO現象の相違から、それぞれの国家のあり方を浮き彫りする。

序章　国家とNGO：問題意識と分析視角
〈第１部　南アジア〉バングラデシュ：広大なるサードセクターと巨大NGO／インド：ボランタリズムと国家規制のせめぎあい／スリランカ：低開発福祉国家における住民コンサルタント／パキスタン：分断社会における規制と可能性
〈第２部　東南アジア〉フィリピン：代理人から政治主体へ／タイ：批判的平行関係の交錯／ベトナム：NGOのNGOによるコントロール／インドネシア：あいまいな国家規制としたたかなNGO／マレーシア：国家・NGO関係における二つの二重構造／シンガポール：権威主義的福祉国家の巧みなNGOコントロール
〈第３部　東アジア〉中国：改革・開放下の社会セクターとあらたな民間組織／香港：動揺する行政エージェント／台湾：抑圧の対象から「台湾化」の担い手へ／韓国：アドボカシー中心の民主化団体／日本：運動体から経営体へ

目次

第１部　南アジア（バングラデシュ―広大なるサードセクターと巨大ＮＧＯ；インド―ボランタリズムと国家規制のせめぎあい；スリランカ―低開発福祉国家における住民コンサルタント；パキスタン―分断社会における規制と可能性）
第２部　東南アジア（フィリピン―代理人から政治主体へ；タイ―批判的平行関係の交錯；ベトナム―ＮＧＯのＮＧＯによるコントロール；インドネシア―あいまいな国家規制としたたかなＮＧＯ；マレーシア―国家・ＮＧＯ関係における二つの二重構造；シンガポール―権威主義的福祉国家の巧みなＮＧＯコントロール）
第３部　東アジア（中国―改革・開放下の社会セクターとあらたな民間組織；香港―動揺する行政エージェント；台湾―抑圧の対象から「台湾化」の担い手へ；韓国―アドボカシー中心の民主化団体；日本―運動体から経営体へ）

著者等紹介

重冨真一［シゲトミシンイチ］
１９５８年生まれ。京都大学農学研究科博士課程修了。京都大学経済学博士。現在、日本貿易振興会アジア経済研究所主任研究員。タイの農村開発、農業経済をおもに研究
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