外国人労働者の人権と地域社会―日本の現状と市民の意識・活動

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  • サイズ B6判/ページ数 312p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750314518
  • NDC分類 366.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

労働,医療,教育,居住,家族問題など外国人労働者の基本的人権に関わる諸問題を幅広く,実証的研究に基づいて分析・考察。当事者・支援関係者の聞き取り調査,地域住民へのアンケート調査の分析を通して,地域住民ひいては日本人の外国人労働者への関わり方を構造的に明らかにする。

はじめに(鐘ヶ江晴彦)
第1部 外国人労働者をめぐる住民意識
外国人労働者をめぐる住民意識の現状とその規定要因(鐘ヶ江晴彦)/外国人をめぐる流言騒ぎの諸相(野口道彦)/自由回答のテクスト分析から(山田富秋)
第2部 支援組織と外国人労働者
支援組織と中部地区の外国人労働者(塚田守)/「助けられるだけ」の存在を超えて(山本薫子)―ニューカマー外国人による互助活動の試み
第3部 外国人女性・子どもの現状と人権問題
シングルマザーとして生きる(高畑幸)―「フィリピン女性エンターテイナー」のその後/エスニック・スクールの形成にみる共生の現状と課題(藤原法子)/移住女性の生活問題と社会的支援(松崎百合子)―98福岡調査より
付論 下層労働力の再編としての外国人労働者問題(中根光敏)

内容説明

これまで出された外国人労働者問題に関する著作の多くは、外国人労働者問題全般についての概説的なものか、特定の問題や地域を扱ったものであった。本書は、この両者の中間を目指したもの、すなわち、外国人労働者の人権にかかわるさまざまな問題をかなり幅広く、しかも実証的研究にもとづいて分析・考察しようとしたものである。

目次

第1部 外国人労働者をめぐる住民意識(外国人労働者をめぐる住民意識の現状とその規定要因;外国人をめぐる流言騒ぎの諸相 ほか)
第2部 支援組織と外国人労働者(支援組織と中部地区の外国人労働者;「助けられるだけ」の存在を超えて―ニューカマー外国人による互助活動の試み)
第3部 外国人女性・子どもの現状と人権問題(シングルマザーとして生きる―「フィリピン女性エンターテイナー」のその後;エスニック・スクールの形成にみる「共生」の現状と課題―太田・大泉の事例から ほか)
付論 下層労働力の再編としての外国人労働者問題

著者等紹介

鐘ヶ江晴彦[カネガエハルヒコ]
1946年生。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。専修大学文学部教授(教育社会学専攻)。日本解放社会学会理事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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