出版社内容情報
《内容》 股関節鏡の基本手技、変形性股関節症をはじめとした各種股関節疾患の診断・治療のテクニックやポイント等をイラスト・写真を中心に股関節鏡によるすべてをわかりやすく解説。 《目次》 1 股関節鏡に必要な基本知識 ■関節鏡システムと基本手技(鏡視法) 関節鏡システム 関節鏡用テレビシステム 器具の滅菌 股関節鏡に必要な装置 麻酔法 体位のセッティング 股関節進入法 関節穿刺法 関節鏡挿入法 鏡視時の注意点 鏡視法 鏡視像保存法 鏡視後処置 ■鏡視のための画像診断 単純X線撮影 関節造影 CT 骨シンチグラフィ MRI ■鏡視のための局所解剖 股関節の体表解剖 関節外構造 関節内構造2 鏡視診断,鏡視下手術の実際 ■小児疾患-Perthes病 適応 麻酔,体位 手術の実際 後療法 合併症とその対策 ■小児疾患-大腿骨頭すべり症 適応 麻酔・体位 関節鏡の実際 後療法 合併症とその対策 ■小児疾患-先天性股関節脱臼 適応および対象 検査の実際 鏡視所見 症例供覧 後療法 合併症とその対策 考案 ■変形性股関節症-股関節鏡学的病期分類 方法 使用器材 麻酔,体位 刺入点 股関節への進入法 前方進入法のコツ 前・初期変股症 鏡視所見 鏡視下手術 進行期・末期変股症 鏡視所見 鏡視下手術 後療法 合併症とその対策 ■腫瘍性疾患,滑膜軟骨腫症,色素性絨毛結節性滑膜炎 適応 麻酔,体位など 手術の実際 後療法 合併症とその対策 ■慢性関節リウマチ,炎症 慢性関節リウマチ(RA) 股関節鏡の適応 麻酔法 セッティング上の注意点 関節鏡施行時の注意点 鏡視所見 ピロリン酸カルシウム結晶沈着症 X線像 股関節鏡の適応 麻酔法 股関節鏡施行時の注意点 鏡視像 結晶の検査 ■外傷 適応 麻酔,体位 関節鏡システム 関節鏡および手術器具の刺入部位 手術の実際 関節唇断裂と股関節鏡 関節内遊離体摘出と鏡視下手術 ■術後の関節鏡的評価-Perthes病 方法 術後評価 症例呈示 関節鏡的評価 ■術後の関節鏡的評価-成人 適応 麻酔,体位,機器の配置 手術の実際 後療法 合併症とその対策 ■股関節の関節外鏡視下手術-大腿骨頭内良性骨腫瘍 適応 手術器械 麻酔,体位 手術の実際 後療法 合併症とその対策 手術における問題点
内容説明
本書では、まず股関節鏡施行の際に必要な基本知識を総論的に解説し、各股関節疾患の鏡視診断、鏡視下手術の実際をこの方面に造詣の深い先生方が執筆している。写真、イラストを中心に実際の手技がわかりやすく解説されているので、本書を熟読すれば、これから股関節鏡を始められる、とくに若い整形外科医の日常の診療に役立てられるだろう。
目次
1 股関節鏡に必要な基本知識(関節鏡システムと基本手技(鏡視法)
鏡視のための画像診断
鏡視のための局所解剖)
2 鏡視診断、鏡視下手術の実際(小児疾患―Perthes病;小児疾患―大腿骨頭すべり症;小児疾患―先天性股関節脱臼;変形性股関節症―股関節鏡学的病期分類;変形性股関節症―前・初期・進行期・末期変股症方法 ほか)