出版社内容情報
進展を見せない日朝国交交渉に対して,長く日本と朝鮮半島の関係に関わる歴史研究・市民交流に努めてきた日本市民からの提言をまとめた。日韓条約の問題点をどう克服するか,国交回復後の,在日朝鮮人の国籍問題,拉致問題の議論をどのように整理するか。
一 朝鮮半島の緊張緩和と日朝の現状[石坂浩一]
二 日韓条約の問題点を改めて問う[山田昭次]
三 日朝条約と謝罪・補償の課題[田中宏]
四 日朝国交と在日コリアンの地位処遇問題[田中宏]
五 「日本人拉致疑惑」の整理と提言[石坂浩一]
六 市民がつくる日朝韓交流
1 私たちが出来ること,私たちがしなければならないこと[藤澤房俊]
2 市民が開く日朝交流の道[西野瑠美子]
3 「朝鮮人強制連行」問題と日朝交渉[飛田雄一]
資料 内閣総理大臣談話(95年村山談話)
内容説明
韓国は金大中政権が太陽政策を打ち出し貫徹してきました。米国はクリントン政権時代に「ペリー報告」によって北朝鮮とのつき合い方を示しました。日本は何を持っているのでしょうか。この本は日朝国交正常化のための方向性について提案したものです。
目次
1 朝鮮半島の緊張緩和と日朝の現状
2 日韓条約の問題点を改めて問う―日朝国交正常化交渉で再び疑似和解を繰り返さないために
3 日朝条約と謝罪・補償の課題
4 日朝国交と在日コリアンの地位処遇問題
5 「日本人拉致疑惑」の整理と提言
6 市民がつくる日朝韓交流
著者等紹介
石坂浩一[イシザカコウイチ]
立教大学・フェリス女学院大学講師
田中宏[タナカヒロシ]
龍谷大学教授
山田昭次[ヤマダショウジ]
歴史研究者
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