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少年法・少年犯罪をどう見たらいいのか―厳罰化・刑事裁判化は犯罪を抑止しない (新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 152p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784750314143
  • NDC分類 327.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

改正少年法の厳罰化・刑事裁判化で少年犯罪を本当に減らせるのか。厳罰化キャンペーンが見失っている少年法の意義と理念を,豊富なデータと統計をもとに改めて考える。

1 少年法は,なぜ改正されたのか?――少年法の原則を大きく崩した「改正」
2 少年犯罪の「増加・凶悪化」は本当か?――少年犯罪の概要
3 少年犯罪をどう見たらいいのか?――被害が加害を生む
4 厳罰化・刑事裁判化がもたらすものは何か?――本格的犯罪者の「育成」と再犯の増加
5 非行少年が更生するためには何が必要か?――事実の認識から社会復帰への道
6 少年犯罪を防止するためには,どうしたらいいのか?――子どもの伴走者になること
7 被害者は置き去りにされていないか?――改めて必要な再点検
8 今後の課題は何か?――21世紀を子どもの時代にするために
  凶悪事件と少年法/17歳の犯罪/「改正」少年法でどうなるか?/国会での発言から

内容説明

少年法「改正」が声高に叫ばれているなか、「改正」を主張する意見のなかに非常に根拠の薄いものや虚偽に基づくものまであり、そうした感情的な考え方に対して、この本は、本当に凶悪犯罪が増えているのか、立ち直りのために何が必要か、厳罰を追求すればどういう事態になるのかを、多くの方々にきちんと考えていただきたい。

目次

1 少年法は、なぜ改正されたのか?―少年法の原則を大きく崩した「改正」
2 少年犯罪の「増加・凶悪化」は本当か?―少年犯罪の概要
3 少年犯罪をどう見たらいいのか?4 厳罰化・刑事裁判化がもたらすものは何か?―本格的犯罪者の「育成」と再犯の増加
5 非行少年が更生するためには何が必要か?―事実の認識から社会復帰への道
6 少年犯罪を防止するためには、どうしたらいいのか?―子どもの伴走者になること
7 被害者は置き去りにされていないか?―改めて必要な再点検
8 今後の課題は何か?―21世紀を子どもの時代にするために

著者等紹介

石井小夜子[イシイサヨコ]
1949年生まれ。弁護士(東京弁護士会)

坪井節子[ツボイセツコ]
1953年生まれ。弁護士(東京弁護士会)

平湯真人[ヒラユマサト]
1943年生まれ。弁護士(東京弁護士会)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。