出版社内容情報
現代韓国における代表的な人権運動家ソ・ジュンシク(徐俊植)が1996年以降に著わした文章,および1980年に獄中で記した未公開の書簡を収録。不屈の闘志で強大な韓国当局の弾圧に屈することなく,真の人権運動を貫いたソ・ジュンシクの思想と感性の集大成。
◇ソ・ジュンシク人権運動文集
1 正しさの物理的根拠として
1 人権運動小論集
2 我らが時代の人権のための弁明
3 娘たちへの手紙
◇ソ・ジュンシク未公開獄中書簡
2 手のひらにイエスが生きて呼吸して
内容説明
本書は、現代韓国(大韓民国)における代表的な人権運動家ソ・ジュンシク(徐俊植)が1996年以降に著した文章、ならびに、1980年代に彼が獄中で記した未公開の書簡を、編集・翻訳したものである。
目次
1 ソ・ジュンシク人権運動文集―正しさの物理的根拠として(人権運動小論集;我らが時代の人権のための弁明・1998年;娘たちへの手紙・1997‐98年)
2 ソ・ジュンシク未公開獄中書簡―手のひらにイエスが生きて呼吸して
著者等紹介
徐俊植[ソジュンシク]
1948年在日朝鮮人二世として京都市に生まれる。1968年ソウル大学法学部に入学。1971年「学園浸透スパイ団事件」で韓国治安当局に逮捕、投獄される。1988年17年間の獄中生活の末に釈放され、出獄後は、ソウルに居住し、人権運動家として活動。1993年人権運動センター「人権運動サランパン」を創設してその代表となり、現在に至る
西村誠[ニシムラマコト]
1949年京都市に生まれる。1983年京都大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。1971年から93年の解散まで「徐君兄弟を救う会」事務局長を務める。現在長野県短期大学助教授(哲学)
小西裕美[コニシヒロミ]
1947年金沢市に生まれる。1996年同志社大学大学院神学研究科博士後期課程修了(神学博士)。1971年から93年の解散まで「京都YWCA徐君兄弟を守る会」事務局を務める。現在梨花女子大学アジア女性学センター客員研究員
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