イギリス近代フェミニズム運動の歴史像

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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750314082
  • NDC分類 367.233
  • Cコード C0036

出版社内容情報

近代社会のジェンダー関係を大きく左右したイギリス近代産業革命期をジェンダーの視点から分析する。変革思想としての社会主義にまで深く浸透していたジェンダーバイアスの由来を精緻にあとづけ,分析する。

 序 章 イギリス近代フェミニズム運動の歴史像
第一部 ヴィクトリア時代のフェミニズム
 第一章 イギリス・フェミニズムの背景
 第二章『イングリッシュウーマンズ・レヴュー』誌の一考察
 第三章 十九世紀後期から二十世紀初頭にかけてのイギリス・フェミニズムと帝国主義
第二部 イギリスにおける婦人参政権運動の展開
 第一章 イギリスにおける婦人参政権運動
 第二章 イギリス婦人参政権運動の考察(その一)
 第三章 イギリス婦人参政権運動の考察(その二)
 第四章 イギリス婦人参政権運動の考察(その三)
第三部 ヴィクトリア時代の家庭と女性
 第一章 ヴィクトリア後期およびエドワード期の家族史の一考察
 第二章 イギリスにおける家事労働の機械化と「女性の解放」

内容説明

本書は、ヴィクトリア期から第一次大戦前夜にかけて、イギリスの中流階級女性が自らの法的・社会的・経済的・政治的地位の改善を求めて展開したフェミニズム運動の全体像を描き出す。

目次

第1部 ヴィクトリア時代のフェミニズム(イギリス・フェミニズムの背景―ヴィクトリア期ガヴァネスの問題;『イングリッシュウーマンズ、レヴュー』誌の一考察―ジェントルウーマンとフェミニズム ほか)
第2部 イギリスにおける婦人参政権運動の展開(イギリスにおける婦人参政権運動―「女性社会政治同盟」をめぐって;イギリス婦人参政権運動の考察―「婦人参政権協会全国同盟」をめぐって)
第3部 ヴィクトリア時代の家庭と女性―フェミニズムの周辺(ヴィクトリア後期およびエドワード期の家族史の一考察―中流家庭の女子教育をめぐって;イギリスにおける家事労働の機械化と「女性の解放」)

著者等紹介

河村貞枝[カワムラサダエ]
1943年神戸市に生まれる。1973年京都大学大学院文学研究科博士課程(西洋史学)単位取得退学。博士(文学)大阪大学。現在、京都府立大学文学部教授
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