出版社内容情報
全国同和教育運動の成果に立って,求められるべき人権教育の方向性,部落史学習の上での歴史認識の重要性などを平易に解説。差別と闘う思想,差別を見逃さない感性の創造を目指す教育論。
はじめに [門田秀夫]
一 同和教育の現状と融和主義の問題[門田秀夫]
二 全同教運動の遺産に学ぶ同和教育創造への道[門田秀夫]
三 部落史をどうとらえるか,その歴史認識[門田秀夫]
四 子どもの人権[植田都]
五 女性の人権[植田都]
目次
1 同和教育の現状と融和主義の問題
2 全同教運動の遺産に学ぶ同和教育創造への道
3 部落史をどうとらえるか、その歴史認識
4 子どもの人権
5 女性の人権
著者等紹介
門田秀夫[モンデンヒデオ]
1949年3月、早稲田大学(付専)政治経済科卒業。1950年2月より広島県公立学校教員、教頭を経て、1978年4月より広島県立教育センター主幹研究員。その後、同県立木ノ江工高、本郷工高校長を歴任。1987年3月、定年退職。同年4月、関西外国語大学教授就任。1994年4月、同大学人権教育思想研究所創設に伴い初代所長に選任される。2000年3月、教職50年を機に退任。同年4月、関西外国語大学名誉教授の称号を授与される。2001年3月現在、財団法人世界人権問題研究センター客員研究員。[研究団体役員歴]1970年5月、全国同和教育研究協議会副委員長に選任される。以来、副委員長11期、委員長6期をつとめて退任。ひきつづき同協議会顧問に委嘱され、現在に至る。また、1994年3月、全国大学同和教育研究協議会副会長、1999年6月、同協議会会長に選任され現在に至る。主な著書・編著書に、『解放教育の原点と進路保障』明治図書、1974年/『同和教育の創造』明石書店、1986年/『人権教育思想論』明石書店、1990年/『人権問題入門』明石書店、1996年(以上、著書)、『広島県被差別部落の歴史』亜紀書房、1975年/『実践・同和教育論』亜紀書房1977年(以上編著書)
植田都[ウエダミヤコ]
聖和大学大学院博士課程修了。教育学博士。聖ミカエル国際学校教諭、親業訓練協会インストラクター、兵庫県立女性センターカウンセラー、甲子園短期大学講師、聖和大学大学院講師を歴任。現在、関西外国語大学・人権教育思想研究所助教授。主な著書に、『子育てダイエット』国際通信社、1998年(同書韓国語訳、鄭仁順訳、Yang Seo Pablishing Co.2000)/『幼児の異文化理解及びその教育に関する研究』風間書房、2000年/『レッジョ・エミリア 保育実践入門』北大路書房、2000年
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