出版社内容情報
現代中国における「人知」「法治」の問題を司法の,とりわけ裁判システムの側面から考察しようとする試み。反右派闘争期と人民公社初期の時代を中心に,司法制度の変遷を概括的に論じた労作。
序 章 現代中国における「人治」と「法治」
第一章 反「右派」闘争と中国司法
第二章 第四回全国司法活動会議と中国司法―「大躍進期中国の司法」再考(その一)
第三章 人民公社化運動と中国司法―「大躍進期中国の司法」再考(その二)
終 章 「政社合一」と中国司法「制度」の急進化
内容説明
本書は、そうした現代中国における「人治」と「法治」の問題について、司法「制度」(とくに裁判システム)の側面からアプローチし、1957年後半からの反「右派」闘争期と1958年からの大躍進期、とりわけ人民公社化の初期の時期を中心に現代中国司法「制度」史に対する概括的研究を行ったものである。
目次
序章 現代中国における「人治」と「法治」
第1章 反「右派」闘争と中国司法
第2章 第四回全国司法活動会議と中国司法―「大躍進期中国の司法」再考(その一)
第3章 人民公社化運動と中国司法―「大躍進期中国の司法」再考(その二)
終章 「政社合一」と中国司法「制度」の急進化