ブルーバックス<br> 音律と音階の科学―ドレミ…はどのように生まれたか (新装版)

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ブルーバックス
音律と音階の科学―ドレミ…はどのように生まれたか (新装版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065116647
  • NDC分類 761.12
  • Cコード C0273

出版社内容情報

なぜ音楽は音をデジタル化し、ドレミ…を使うことにしたのか? なぜ特定の和音は心地よいのか? 簡単な数学で音楽の秘密をあばく!モーツァルトからピンク・レディーまで 名曲の陰に数学あり!

・科学の眼で見る音楽と楽器
本書は、科学(おもに数学と物理学)の眼から見える音楽と楽器のあらたな一面を紹介するものです。およそ10年前に発売され20回以上増刷してきた人気作が、新たな内容を加え、装いを新たに生まれ変わりました!

・本書の構成
第1章 ドレミ…を視る,ドレミ…に触れる
第2章 ドレミ…はピタゴラスから始まった
第3章 音律の推移――閉じない環をめぐって
第4章 なぜドレミ…が好き?――音楽の心理と物理
第5章 コードとコード進行――和音がつくる地形を歩く
第6章 テトラコルド――自由で適当な民族音楽
第7章 楽器の個性を生かそう
第8章 音律と音階の冒険――新しい音楽を求めて

・音楽と数学
音楽はドレミ…という決まった音を使います。音とは空気の振動であり、わたしたちはその振動数のちがいを音高のちがいとして聞き取ります。音楽が決まった音(周波数)を使うということは、逆に言えば、それ以外の周波数の音を使えないということです。ドとレの間に音は無限に存在する(周波数を細かく区別できれば、無限の音を扱える)のに、音楽で使えるのはド♯(あるいはレ♭)だけ……。
音楽は音をデジタル化している、とも言えます。ではそのデジタル化はどのようなルールにもとづくのでしょうか? ここに簡単な数学が登場します。ドレミ…に割り当てられた周波数を並べて数列をつくってみると、学校で習った「ある数列」が現れるのです。

・ピタゴラスのおかげ!?
音楽が使う音をデジタル化したのは、紀元前6世紀に活躍したピタゴラスでした(三平方の定理あるいはピタゴラスの定理で有名な、あの方)。彼は楽器を使って音の研究をしていました。ピタゴラスが1オクターブを構成する12音(音律)を決めた実験はシンプルで、私たちも簡単に再現することができます(方法は本書で紹介)。その実験は「心地よい和音」の理解にもつながります。
もちろん、音楽や楽器の進化とともに音律は変化をくり返してきました。しかし、根本のアイデアはピタゴラスから変わることなく生き続けています。世界のあらゆる名曲がピタゴラスのおかげで誕生したのかもしれません。


ドレミ…を視る,ドレミ…に触れる
ドレミ…はピタゴラスから始まった
音律の推移――閉じない環をめぐって
なぜドレミ…が好き?――音楽の心理と物理
コードとコード進行――和音がつくる地形を歩く
テトラコルド――自由で適当な民族音楽
楽器の個性を生かそう
音律と音階の冒険――新しい音楽を求めて

小方 厚[オガタ アツシ]
著・文・その他

内容説明

音楽では特定の高さ(周波数)の音(ドレミ…)しか使えない。なぜそのような不自由な形になったのか?この「不自由さ」が生まれたのは、よりよい音の組み合わせを追求した結果だった!紀元前6世紀のピタゴラス研究から始まる音律の進化をたどり、簡単な数学にもとづく音楽の「心地よさ」の秘密を解き明かす。

目次

第1章 ドレミ…を視る、ドレミ…に触れる
第2章 ドレミ…はピタゴラスから始まった
第3章 音律の推移―閉じない環をめぐって
第4章 なぜドレミ…が好き?―音楽の心理と物理
第5章 コードとコード進行―和音がつくる地形を歩く
第6章 テトラコルド―自由で適当な民族音楽
第7章 楽器の個性を生かそう
第8章 音律と音階の冒険―新しい音楽を求めて

著者等紹介

小方厚[オガタアツシ]
1941年東京生まれ。名古屋大学プラズマ研究所(現・核融合科学研究所)、日本原子力研究所(現・日本原子力開発機構)、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、広島大学を経て、KEK名誉教授。専門はビーム物理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

26
読友からの頂き物。音楽の3要素のうち、メロディとハーモニーを決定づける音律と音階について物理的に解き明かした本。ピタゴラス音律、純正律、平均律などについてある程度の知識があれば、その発想や長所・短所の合理性がよく分かる。特に楽器の音に含まれる様々な倍音と、3倍音や5倍音音程のとり方を「不協和度」という概念を用いてグラフで説明するあたりが、純正律オープンチューニングで演奏している者からすると実に納得。新しい音楽への展開も興味深いが、デジタルで説明しづらいアナログな音程(スライドは典型)にも目配せが欲しいな。2018/06/17

Tenouji

24
音律と音階について、数学的な説明だけでなく、音楽的な歴史や、西洋と他の民族文化との対比からの説明、こういう本を探していました。等比か等差かというのは、理想的な共鳴と、転調の容易さという要求に対して、平均律という解が、今のところ妥当な妥協点なんだね。2019/03/17

魚京童!

20
丁寧に作られていてとてもブルーバックスの当たりらしい本だったが、理解が追い付かない。読む気がそがれてきた。つまり飽きてきちゃった。飽きちゃった。2023/09/18

にしがき

14
👍👍👍👍 ドレミ…の音階がどうやって作られ、調整されていったか、平均律とは、ハーモニーとは、、、物理的な解説に驚きの連続。音楽の本でこんなにもピタゴラスという単語を見ることになるとは。西洋音楽は数学と物理だったのかー。/民族音楽の音階の説明(テトラコルド)も目から鱗。民族音楽は音階の成り立ちからハーモニーではなく、メロディ重視。ガムランについて「むしろ、うなりが与える深い陰影を活かす演奏こそがよい演奏であるとされる」という説明が深い。/この著者の解説でジャズを聴いてみたい。2024/01/08

たかしくん。

11
名著の誉れ高き本であるが、今回も難しかった。弦の3分律等、自分の弦楽器の経験でわかるものもあったが、ピタゴラすと音階? 純正律と平均律の違い。これが腹に落ちれば、本当にすごいと思いますが、今現在の私には。。。2025/03/30

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