出版社内容情報
原爆投下の地広島で,綿綿と培われてきた,人権・平和のための教育実践。ガイドライン法,「日の丸・君が代」攻撃など戦前回帰とも言うべき状況の中,教育の原点とは何かを改めて訴える。
広島県の同和教育の歩み[香波清則]/広島における人権教育実践レポート/善道キクヨさんに学ぶ 部落史を教材化する[水野真由美・土生裕美]/「おかあさん,ぼく,がんばる。しんぱいせんでえな!」部落の子どもへの取り組み[市川晴子]/「オッキーは卒業したらどうするん?」障害者問題[柿木茂]/わたしたちにできること 在日朝鮮人問題[清水伸子]/在日外国籍児童・生徒の進路保障の取り組み[野田泰洋]/保健室から見えてきたもの 不登校問題[石田明美]/今,子どもたちの食生活が 健康保障の取り組み[島田幸・河村知恵]/平和教育の歴史[藤川伸治]/山ゆり活動を通して平和について考える[野村晴美]/子どもと共に創り上げる平和教育[紫原克恵・林泰子]/子どもの権利条約を考える[柏森弘秋]/子どもの心政府を動かす![梅田有滋・岩井悦則]/これからの平和=歴史教育 学校五日制下の新展開[山内亮史]/人権・平和教育の課題[小森龍邦]
内容説明
広島県の「人権教育」「平和教育」の歴史性は、どのような実践によって、その正当性が検証されているか。本書は、「ヒロシマ」の教育にたずさわる者、その教育に期待するものの共同作業によるものである。
目次
広島県の同和教育の歩み
広島における同和教育実践リポート
善道キクヨさんに学ぶ―部落史を教材化する
「おかあさん、ぼく、がんばる。しんぱいせんでえな!」―部落の子どもへの取り組み
「オッキーは卒業したらどうするん?」―障害者問題
わたしたちにできること―在日朝鮮人問題
在日外国籍児童・生徒の進路保障の取り組み
保健室から見えてきたもの―不登校問題〔ほか〕