出版社内容情報
代表作『民俗学』(1938)とともに,1930年代,民俗学の理論的構築を目ざして苦闘を続けた赤松の論考を所収。地域民俗論,民俗調査論,柳田民俗学批判が一体となって展開。
1 民俗学方法論
民俗学の,ある吟味/『旅と伝説』の任務に関して/郷土調査要項 全/郷土研究の組織的大衆化の問題/地域研究を如何にすべきか/郷土研究の科学性の為に/郷土研究状勢の展望/民俗学の基礎的諸問題に就いて/兵庫県地方研究状勢の展望/民俗学最近の研究情勢と動向/郷土研究の二つの方法に就て/郷土研究雑誌最近の動向/播磨から飛騨の人々へ/『考古学』はしがき/民俗学の課題と動向/民芸の論理/歴史をいかに研究すべきか/地域研究のすすめ/資料はどこにでもころがっている話
2 『民俗学』
目次
第1部 民俗学方法論(民俗学の、ある吟味;『旅と伝説』の任務に関して;郷土調査要項 全;郷土研究の組織的大衆化の問題 ほか)
第2部 『民俗学』(民俗学発達の史的展望;民俗学の対象と方法;伝承の停滞と運動)