出版社内容情報
今も残る、朝鮮半島との深い関わりを示す、神社や仏閣。40におよぶ史跡の文化史的意味を、豊富な写真、イラスト、簡明な文章で解説。アクセスのための地図も記載し、誰もが使える京都歴史探訪ガイド。
第1部 左京区
第2部 西京区
第3部 右京区
第4部 東山区
第5部 下京区
第6部 南区
第7部 伏見区
第8部 北区
第9部 中京区
第10部 その他
内容説明
本書は、当代の庶民には縁遠い「異なるもの」でありながら、日本文化の源流の相当部分を形成した4世紀から8世紀末までを視野に、古代京都における、朝鮮半島出身の人物、市全域に分布する関連古墳、社寺等々の諸遺跡を万遍なく研究、調査し、提示したものである。
目次
左京区(石座神社と渡来神;赤山禅院の新羅神と林丘寺 ほか)
西京区(松尾大社;葛野坐月読神社(月読神社) ほか)
右京区(高田の地名と高句麗渡来人;葛野川(保津川・大堰川・桂川)の大堰と大井神社 ほか)
東山区(珍皇寺と慶俊;八坂神社の創建と牛頭天王 ほか)
下京区(渤海使と鴻臚館)
南区(唐橋の地名;綾戸国中神社)
伏見区(伏見稲荷大社;深草の秦氏と藤森神社 ほか)
北区(平野神社と百済;北野廃寺と川勝寺 ほか)
中京区(頂法寺(六角堂))
その他(錦部郷と西陣;知恩院所蔵の高麗・李朝仏画 ほか)