出版社内容情報
性差別を拡大し,役割分担を強制していく教育ではなく,両性の平等を実現する教育へ。豊富な授業実践をベースに,小・中・高の学校現場でジェンダー・フリーを実現させていくための「使える」手引書。
第1部 教室から―ジェンダー・フリーの授業実践
第1章 多様な家族イメージを求めて
私には4人の母がいる[森陽子]/結婚制度と夫婦別姓[森陽子]/「3歳児神話」を問う[森陽子]/家族ってなあに 家事ってなあに[加堂妙子]
第2章 自分らしさを求めて
ワギナとペニスって知っている?[加堂妙子]/高校の国語の授業で恋愛を考えてみた[小川真知子]/ほか
第3章 働く女と男の平等を求めて
労働の権利[森陽子]/命の値段[有田啓子]
第2部 女性学を勧める授業のために
第1章 女たちは“世界”を変えたい
「国際結婚」からみえるもの[もりきかずみ]/女性議員が少ない国[もりきかずみ]/夫に左右される女の年金[二宮史子]/ほか
第2章 つくられる女と男
童話を読む[内藤恵子]/セクシュアリティの政治性[桂容子]/「レズビアン」を選んだ私[泪谷のぞみ]/ほか
内容説明
本書は、2部構成。第1部は、授業実践編で、それぞれ授業案とともに実際に授業をしての生徒の反応や、それを踏まえての教師の反省、提案もしている。第2部は、授業提案編で、ジェンダーの視点での授業のアイデアを考えている。
目次
第1部 教室から―ジェンダー・フリーの授業実践(多様な家族イメージを求めて;自分らしさを求めて;働く女と男の平等を求めて)
第2部 女性学を勧める授業のために(女たちは“世界”を変えたい;つくられる女と男)