出版社内容情報
“念仏弾圧事件”当時の書簡から親鸞思想の核に迫る。日本文学研究者・解放教育実践者として独自の研究方法を確立して逝った著者最後の講読記録。綿密なテキスト・クリティークに基づく他説批判も貴重。
はじめに [戸次公正]
第一講 「念仏弾圧の中で」(一)――聞思洞寄り合い談義 1992.3.21
〈テキスト〉T1「親鸞聖人御消息集」四/多屋頼俊注(日本古典文学大系82『親鸞集 日蓮集』)
第二講 「念仏弾圧の中で」(二)――聞思洞寄り合い談義 1992.6.21
〈テキスト〉T2「親鸞聖人御消息集」五/多屋頼俊注(日本古典文学大系82『親鸞集 日蓮集』)
第三講 「弾圧される者の誇り」――聞思洞寄り合い談義 1992.9.20
〈テキスト〉T3「末燈鈔」二/多屋頼俊注(日本古典文学大系82『親鸞集 日蓮集』)
第四講 「息子善鸞への疑惑」――聞思洞寄り合い談義 1992.12.19
解 説 [戸次公正]
目次
第1講 「念仏弾圧の中で」(一)聞思洞寄り合い談義 一九九二・三・二一
第2講 「念仏弾圧の中で」(二)聞思洞寄り合い談義 一九九二・六・二一
第3講 「弾圧される者の誇り」―聞思洞寄り合い談義 一九九二・九・二十
第4講 「息子善鸞への疑惑」―聞思洞寄り合い談義 一九九二・一二・一九