出版社内容情報
精神科医であり,NGO活動にもたずさわる著者が,山形の農村で「妻」,「嫁」,「母」をこなす彼女たちのこころと素顔から,ニッポンの“家族”の今を問う!
第一章 移住とストレス
第二章 「嫁不足」の背景
第三章 「妻」として「嫁」として
―国際結婚と家族の狭間で悩む女性達―
第四章 現実的なケアシステム
―実践を通じた具体案―
内容説明
多民族共生社会への模索と提言。精神科医であり、NGO活動にもたずさわる著者が、農村で「妻」「嫁」「母」をこなす彼女たちのこころと素顔から、夫婦とは、家族とは何かを問う。
目次
第1章 移住とストレス―東北農村部で起きたカルチャーショック
第2章 「嫁不足」の背景―なぜ配偶定住者がこんなにも増えたのか
第3章 「妻」として「嫁」として―国際結婚と家族の狭間で悩む女性達
第4章 現実的なケアシステム―実践を通じた具体案
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
4
90年代前半、山形県で外国人配偶者ケアのNGOに関わった精神科医が、自らの活動の中で気づいた「国際結婚」の問題点を実例(プライバシーに配慮して)を交えて報告した。やってくる側のフィリピン人や韓国人、迎える側の日本人、それぞれに問題を抱えている。とかく「国際化に後ろ向きな日本の田舎のムラ社会が悪い」と総括されがちだが、著者によれば、それは問題の一部(大きな部分ではあっても)であるという。精神的に問題を抱える外国人配偶者の背景には、やはり夫婦、家族間のコミュニケーションの無さがある。それは言葉の問題だけではい2022/04/19
ゆっぺ
0
レポート作成のために読んだ2011/12/19