出版社内容情報
本書は「梶村秀樹著作集」に収録されなかった著作の中から、朝鮮史をこれから学ぼうとする人たちのよい入門書になるような文を集めたもの。日本と韓国・朝鮮との関係を歴史・社会・文化を通して知るための書。
１ 朝鮮植民地支配と日本人
２ 韓国現代史を考える
３ 在日朝鮮人に向かい合う
４ 私にとっての朝鮮
《書評》西順蔵著『日本と朝鮮の間』
《書評》宋孝順著『ソウルへの道』
《書評》和田春樹著『北の友へ南の友へ』
内容説明
朝鮮民衆への共感と信頼に支えられた内在的発展論のエッセンス。
目次
１ 朝鮮植民地支配と日本人
２ 韓国現代史を考える
３ 在日朝鮮人に向かい合う
４ 私にとっての朝鮮
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
1
内容の如何はともかくとして、このタイトルがはたして内容に相応しいかどうかがかなりひっかかる。どちらかといえば、左翼的な立場から書かれているのと、著者の専門が近現代であるため、やや偏りがあるとも言えるが、著者の誠実な人柄が偲ばれるその語り口には好感がもてる。また、ここで取り上げられている様々な問題は、現在やや風化されつつあるが、それでも決して忘れ去れてはいけない問題であろう。とりあえずそのことだけは把握できた。2009/05/14
