出版社内容情報
古代から現代に至る朝鮮と日本の関係史。従来の欺瞞の皇国史観や朝鮮観に惑わされず、両国の民衆の立場から真実の歴史を追究した。かくて両国の民族の自立と文化・生き様を理解しあうことは、侵略思想の元凶たる民族差別を克服する道である。近現代に行われた日本のアジア侵略は、既に古代の国家主義・天皇制を伏流とする。秀吉の朝鮮侵略や、近代の韓国「併合」で具現化された侵略の事実と思想を影(負)の歴史として総括できない限り、日本は戦争責任を果たしえないばかりか、平和友好の国際協調は欺瞞である。凄惨な侵略と欺瞞の夢の歴史に隠されてきた、朝鮮と日本の友好・交易の光の歴史こそが、お互いの産業・文化・生活を豊かに発展させ、両国民衆の真の連帯を培う。
古代編 渡来文化と天皇制国家主義の登場
中世編 渡海して交易・海賊の時代
近世編一 恨!秀吉の朝鮮侵略四百年
近世編二 鎖国の時代に唯一の友好…江戸時代の朝鮮通信使
目次
古代編 渡来文化と天皇制国家主義の登場
中世編 渡海して交易・海賊の時代
近世編1 恨!秀吉の朝鮮侵略四百年
近世編2 鎖国の時代に唯一の友好…江戸時代の朝鮮通信使



