近代下層民衆生活誌 (全3巻)

近代下層民衆生活誌 (全3巻)

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  • サイズ A5判/ページ数 1934/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750301747
  • NDC分類 368.2

出版社内容情報

大正から昭和にかけて大都市東京の下層民衆の生活を克明に調査・分析し,その実態を描いた名著。横山源之助『日本の下層社会』を大正・昭和につなぐ近代都市下層社会研究の決定版。近代史研究者,図書館必携の書。

1 貧民街
 序文[磯村英一]
 『浮浪者と売笑婦の研究』
 上編 浮浪者の実情
 下編 売笑婦の研究
 『どん底の人達』
 第1編 総説
 第2編 細民の職業及び経済一班
 第3編 精神的生活と其事情
 第4編 物質欠乏の生活に及ぼせる事象
 結言
 『都市生活の裏面考察』
 草間八十雄の生涯[安岡憲彦]
2 娼婦
 『灯の女 闇の女』
 『闇の実話』
3 不良児・水上労働者・寄子
 『水上労働者と寄子の生活』
 上編 水上労働者
 下編 寄子の生活言
 『不良児』
 前編 不良児の研究
 後編 不良児の諸相と其の保護
 結言
 草間八十雄年譜[安岡憲彦]

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うらら

0
著者は昭和3年当時、フタをされた臭いものに、果敢に飛び込んでいった東京市のお役人。浮浪者の出生地は村出身が多い。浮浪者にも階級があったらしい。浮浪者社会は男社会。では、女はどうだったかというと、その当時、女性の浮浪者が少なかった理由は、芸妓や娼妓など身体を売って(売らされて)夜露をしのぐ者が多かったという事情。著者の役人の性か、公娼には甘いが、公の認可を受けずに営業していた私娼については“淫奔、怠惰、浮薄などから淪落の女となつた”と、ボロクソにこき下ろしていたのが、ある意味印象深かった。2010/11/26

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