シリーズ社会経済史<br> 中世イギリス農奴制の衰退

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シリーズ社会経済史
中世イギリス農奴制の衰退

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  • サイズ B6判/ページ数 149p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784657981073
  • NDC分類 233.04
  • Cコード C1330

内容説明

14世紀から15世紀にかけて、農奴制はなぜ衰退したのか。領主と農民の関係を時代背景と共に描き、その推移する過程を分りやすく解説する。

目次

1 ヨーロッパにおける中世農奴制の初期の歴史
2 イングランドにおける初期農奴制
3 自由土地保有の意義と分布
4 自由の要求に対する領主の反動
5 農奴制衰退の経済要因と人口要因
6 農民土地保有の進展:定期賃借保有
7 謄本土地保有と慣習的土地保有の残存
8 農奴制の最後の利益
9 イギリス農奴制終焉の両義性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

6
「土地所有者や資本主義的農業経営者は、すでに15世紀の末には耕地を牧場に換えたいと思っていた。そして、価格が16世紀に急速に上がり始めると、マナ慣習の弱点が捜し出された。中世農奴の子孫がみな零落したわけではなかった。何家族かの農奴は、土地が豊富で、直営地賃借が容易なこの時期に裕福になって、16世紀のヨーメンになり、ジェントリにすらなった…国家の強力な支配機構が、地代の支払いを保証し得るといったような状況では農奴制の必要はなくなったのである。トーニーが書いたように、「農奴制は終る。しかし、救貧法が始まる」」2020/06/02

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