出版社内容情報
アディクションの一つという理解が優勢である窃盗症(クレプトマニア)は、窃盗の衝動に抵抗できずに盗む行為をくりかえす精神疾患であり、本人の自覚を伴わないことが少なくない。本書では、窃盗症における窃盗にいたる自動的な反応連鎖を維持する要因を明らかにするとともに、効果的な支援に関する検討を行った。それらをもとに、窃盗の再犯を予測するアウトカム指標として、窃盗症の重症度のアセスメントツールおよび窃盗を含む一般犯罪の再犯リスクアセスメントツール(日本語版)の整備、渇望や結果期待を測定する認知課題の開発、窃盗症に対する有効な認知行動療法プログラムの開発にいたった。窃盗は、刑法犯の約半数を占めており、再犯防止対策がいそがれる。本研究で開発された認知行動療法プログラムは、窃盗の再犯を抑止しうることが明らかになっており、窃盗症の治療的支援に寄与する論考。
【目次】
第1章 窃盗症(クレプトマニア)に関する研究動向
第2章 窃盗症における発症過程の記述的検討(研究1)
第3章 窃盗症の重症度評価尺度の作成(研究2)
第4章 窃盗の再犯リスク評価尺度の作成(研究3)
第5章 窃盗症における窃盗の維持要因の検討(研究4-1, 4-2)
第6章 窃盗症に対する認知行動療法プログラムの開発(研究5)
第7章 窃盗症における渇望および結果期待の変化が窃盗の再犯に及ぼす影響の検討(研究6)
第8章 窃盗症に対する認知行動療法
内容説明
盗みを止められない病気を治療的支援につなげるために。精神疾患の影響により窃盗を高頻度に繰り返す窃盗症(クレプトマニア)。その維持要因および維持要因に対応した効果的な支援技法について明らかにする。
目次
序章
第1章 窃盗症(クレプトマニア)に関する研究動向
第2章 窃盗症における発症過程の記述的検討(研究1)
第3章 窃盗症の重症度評価尺度の作成(研究2)
第4章 窃盗の再犯リスク評価尺度の作成(研究3)
第5章 窃盗症における窃盗の維持要因の検討(研究4‐1、4‐2)
第6章 窃盗症に対する認知行動療法プログラムの開発(研究5)
第7章 窃盗症における渇望および結果期待の変化が窃盗の再犯に及ぼす影響の検討(研究6)
第8章 窃盗症に対する認知行動療法
著者等紹介
浅見祐香[アサミユカ]
目白大学心理学部心理カウンセリング学科専任講師。臨床心理士、公認心理師。博士(人間科学)。専門は臨床心理学、認知行動療法。とくに、依存行動や加害行為に対する再発・再犯防止に向けた治療的支援の検討。1985年生。京都大学法学部卒業後、2009年より読売新聞東京本社にて取材記者として勤務。2016年、早稲田大学大学院人間科学研究科に進学し、修士課程および博士課程を修了。新潟大学人文社会科学系講師を経て、2024年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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