出版社内容情報
ラテンアメリカ主要国の一つであるメキシコでは、かつてマヤ文明やアステカ帝国が栄え、その後300年のスペインの植民地時代があり、独立戦争、メキシコ革命を経ている。その痕跡が今なお公共空間や駅、モニュメントに見て取れる。それらは非言語媒体として、見る者にメッセージを発する。メキシコの地域研究を専門とする著者が、「メディア」を軸にし、メキシコという地域を分析。メキシコにおけるメディア産業の展開、メディアとしての機能を持つ公共空間、日本のメディアに映し出されたメキシコの実像と虚像を論じ、メディアの特質を論じる。メッセージはなんのために発信され、どのように届くのか。
【目次】