角川文庫
アウトサイダー―陰謀の中の人生

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041070758
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0198

出版社内容情報

『ジャッカルの日』のフォーサイスはMI6の協力者だった! 衝撃の自伝!わずか15歳で大学進学資格試験に合格し、17歳でイギリス空軍に入隊。19歳で幼い頃の夢を叶えパイロット記章を手にしたフォーサイスは、主力戦闘機が配備されている飛行中隊に入れないことがわかると空軍を除隊し、ジャーナリストに転身する。
5カ国語を流暢に操り、ドゴール大統領暗殺未遂事件を間近で取材、旧東ドイツ国家保安省を欺きアメリカ空軍に協力し、第三次世界大戦の引き金を引きかけ、ナイジェリアで史上稀に見る悲惨な独立戦争に巻き込まれていく……。
イギリス、フランス、旧東ドイツ、イスラエル、旧チェコスロヴァキア、ナイジェリア。国境を超えて描かれる小説のような人生を初めて明かした衝撃作!


フレデリック・フォーサイス[フレデリックフォーサイス]
著・文・その他

黒原 敏行[クロハラ トシユキ]
翻訳

内容説明

わずか15歳で大学進学資格試験に合格し、17歳で英空軍入隊、19歳でパイロット記章を手にした著者は、世界を股にかけて活躍するジャーナリストに転身する。5カ国語を流暢に操り、ド・ゴール大統領暗殺未遂事件を間近で取材、旧東ドイツ国家保安省を欺き米空軍に協力し、第三次世界大戦の引き金を引きかけ、ナイジェリアの独立戦争に巻き込まれていく…。国境を超えて描かれる小説のような人生を明かした衝撃作。

目次

助言
タルカムパウダーの大瓶
子どもが抱いた夢
フランス語を学ぶ
ドイツ語を学ぶ
ふたたびドイツへ
外国語
夢に一歩近づく
ヒッチハイクの長旅
愚かしい報複〔ほか〕

著者等紹介

フォーサイス,フレデリック[フォーサイス,フレデリック] [Forsyth,Frederick]
1938年イギリス生まれ。英空軍のパイロットなどを経て、ロイター通信の海外特派員、BBC放送の記者を務めた後、作家に。71年、ド・ゴール暗殺をテーマに書いた長編『ジャッカルの日』(KADOKAWA)で小説家としてデビュー。綿密な取材力とストーリーテリングの天賦の才で世界をわかせ続けている。著書多数

黒原敏行[クロハラトシユキ]
1957年生まれ。東京大学法学部卒。英米文学翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨーイチ

40
大好きなフォーサイス。90年代は数年置きに大部の新作が出て、文庫落ちまで二年くらい待って読みまくった。当然好き嫌い、合う合わない、出来不出来はあるが「自分にとっての新作」を手にした時の期待感は相当なものだった気がする。現代史の確認にもなるので、結構再読も出来た。21世紀になっても健筆なのは超人的で、自伝といっても「枯れた感じ」が微塵もない。問題なのは自伝が面白すぎて「盛った感」が拭えない事で、この感覚は読了後も自分の中で処理出来ていない。祖父の逸話が冒頭に来るが、続く2019/01/25

AU.Step

8
何年かぶりに手にしたフォーサイス作品は彼自身の自伝。という事で、興味深くはあるものの大きな期待はせずに読み進めていくと… これまでに読んだ彼の小説群と比べても遜色のない波瀾万丈の人生。一気に読み通した。と同時に初期の作品は彼自身の体験があったからこそ、という事も理解出来た。 そこここに、かつて目にしたシチュエーションやフレーズが散りばめられていて、それらを確認するため「ジャッカルの日」「オデッサファイル」「戦争の犬たち」等を本棚から引っ張り出し読み直そうしている。2019/07/13

縁側昼寝犬

7
読書会で面白いと聞いたので読んだ。商人の息子で、多言語を話すイギリス人とは予想と違っていた。「メディアがエスタブリッシュになってはいけない。エスタブリッシュを批判するのがメディアの役割なのだから」という文は、ロイターやBBCで記者として働くも、地位のある無能者に除外された雑草根性ならではの反撃か。失業してお金なかったので「ジャッカルの日」を書きました、映画を作る時に立ち会って、当時無名のエドワード・フォックスと一緒にパリで飲みに行きましたとか、もっとここの部分を書いて! しかし分量のバランスが悪い。2020/01/06

いそぴ

5
フォーサイス、自身を語る。うーん、十分小説みたい、2019/04/26

魚の骨

5
フォーサイスは私にとって読み辛い作家なので挫折するかと思ったが、スラスラ読めたフォーサイスの自伝。MI6の協力者であった話よりも飛行機にかける情熱やビアフラ共和国に対する思いの方が心に残った。この人の本の面白さはジャーナリスト魂を失わないところにあるのだろうか、子供の頃に生の外国語を学ぶ機会を与えた父親の教育方針も素晴らしいが本人の好奇心のお蔭か。BBCや英国政府に対する不満、正義感の強い青年が世界の最も醜い現実に直面する重たい話の中に美女とのアヴァンチュールを入れるところに救われた。2019/01/27

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