出版社内容情報
「早稲田文庫」の好評シリーズ「後漢書」の第3巻は、制度史に当たる「志」を取り扱う。度量衡に暦法、儀礼や祭祀の慣行、そして天文学を取り上げ、二千年前の中国で、人びとの暮らしを律していたしくみや決まりがどのようなものであったのかを詳説し、当時の社会観や世界観を浮き彫りにする。
内容説明
二千年前の中国で、人びとの暮らしを律していたしくみと決まりのすべて。度量衡に暦法、儀礼や祭祀の慣行、そして天文学。当時、人びとが社会や世界をどのように捉えていたのか、そのルールとかたちが見えてくる―制度史に当たる「志」を取り上げた好評シリーズ第3巻。
目次
後漢書注補志序
律暦志上 第1
律暦志中 第2
律暦志下 第3
礼儀志上 第4
礼儀志中 第5
礼儀志下 第6
祭祀志上 第7
祭祀志中 第8
祭祀志下 第9
天文志上 第10
天文志中 第11
天文志下 第12
著者等紹介
司馬彪[シバヒョウ]
?~306年頃。西晉の皇族。後漢の歴史を紀伝体で記した『続漢書』を編纂する
劉昭[リュウショウ]
生没年不詳。梁の政治家・歴史家・文学者。幼くして文才にすぐれ、諸家による後漢の史書を収集。范曄の『後漢書』が志(制度史)を欠くことを惜しみ、司馬彪の『続漢書』からそれを補いつつ、『後漢書』全体に注を施す
渡邉義浩[ワタナベヨシヒロ]
1962年、東京都生まれ。文学博士。早稲田大学文学学術院教授。専攻は「古典中国」学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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