早稲田新書<br> 村上春樹と魯迅そして中国

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村上春樹と魯迅そして中国

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  • サイズ 新書判/ページ数 260p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784657210197
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0295

出版社内容情報

村上春樹の文学世界を読み解く「記号」は中国であると考える著者が、「猫好きの村上春樹」と「猫嫌いで小鼠好きの魯迅」を照らし合わせることで、二人の文学世界を掘り下げる本書。 手掛かりは「魯迅」と「父親の中国戦線従軍体験」。そして「中国文化の村上受容」と「高橋和巳」。 比較文学的手法を駆使する著者にいざなわれ、村上文学の深淵をのぞくとき、その先には別の深甚なる世界が待ち受けていた―。村上が中国をどう見て、中国が村上をどう見ているのか。そして中国人は村上文学をどのように読んでいるのか。それらの考察を本書でくまなく展開する。「早稲田大学創立者・大隈重信没後 100 周年」( 2021年1 月10 日)の特別企画第2弾。

内容説明

「猫好きの村上春樹」と「猫嫌いで小鼠好きの魯迅」二人を合わせ鏡にして迫る文学世界―。

目次

第1章 村上春樹と魯迅
第2章 男子学生の帰省と中年男の帰郷
第3章 裏切りと再会、遠い中国と懐かしい日本
第4章 満洲国の記憶―『羊をめぐる冒険』と高橋和巳『堕落』
第5章 「トニー滝谷」と『ねじまき鳥クロニクル』
第6章 中国における村上批判
第7章 村上文学の中の戦争の記憶

著者等紹介

藤井省三[フジイショウゾウ]
中国文学研究者。名古屋外国語大学教授・図書館長、東京大学名誉教授。1952年生まれ。東京都出身。76年3月、東大文学部を卒業。東大大学院人文科学研究科中国文学専攻修士課程を修了後、中国政府国費留学生として復旦大学留学を経て、82年3月に東大大学院博士課程を単位取得満期退学。91年9月、東大より博士(文学)の学位授与。専門は現代中国語圏の文学と映画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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湯豆腐

1
魯迅と村上春樹それぞれを研究テーマにしてきた著者が両者の共通点や影響関係を論じる。二人の関係については村上が魯迅の愛読者だったこと、「故郷」と「風の歌を聴け」、「藤野先生」と「中国行きのスロウ・ボート」に共通する構造があることを指摘し、後半で村上春樹作品における中国の描き方や、中国での受容や批判のされ方を紹介している。アメリカナイズされた作家というイメージとは異なる角度で、中国への戦争責任問題に向き合う作家としての村上春樹像を提示しているのが面白い。2022/04/24

石井千湖

1
読売新聞で紹介しました。2022/01/30

わかば

0
面白かった。タイトルに魯迅とあるが、魯迅2割、春樹8割という感じで、村上春樹の作品に現れる中国と春樹本人の中にある中国に向き合う内容だった。今まで村上作品を読んできたが、筆者が言及するような歴史観を辿りながら読んだわけではないし『ねじまき鳥クロニクル』などはあらすじもほとんど忘れているから、再読したいと思った。何より、筆者による「あとがき」も筆者と中国との関係が綴られていて感銘を受けた。実は私の祖父も中国戦線に赴いた兵士だったので一連の物語は自分の記憶とも無関係だと思った。改めて春樹作品を読み直したい。2023/11/03

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