出版社内容情報
イタリア・サルジニア島の方言サルジニア語は、ロマンス語の一つである。他のロマンス語ではラテン語からロマンス語への変化の過程で消滅したものが、サルジニア語には残っていることが多く、サルジニア語はラテン語の原型をよくとどめているという特徴を持つ。
サルジニア島での現地調査の結果をもとに、サルジニア語の音声・文法・語彙・語形成を解説するほか、このことばがロマンス語圏にどう位置付けられるかを明らかにする。
内容説明
ラテン語の生きた化石を求めて現地調査した結果をもとに、サルジニア語の音声・文法・語彙・語形成を解説するほか、サルジニア語がロマンス語圏にどう位置付けられるかを明らかにする。
目次
1 サルジニア語との出合い
2 サルジニア語の形成
3 サルジニア語研究の歩み
4 サルジニア語の運用
5 サルジニア語の音声
6 サルジニア語の文法
7 サルジニア語の語彙
8 サルジニア語の語形成
著者等紹介
菅田茂昭[スゲタシゲアキ]
早稲田大学名誉教授。専攻は言語学、ロマンス語学、イタリア語、サルジニア語。早稲田大学文学部英文学科卒業(1957)、東京大学文学部言語学科卒業(1959)、イタリア政府給費留学生としてフィレンツェ大学文学部言語学科(B.Migliorini教授研究室)留学(1962‐1964)。イタリア共和国有功勲章カヴァリエーレ受勲(1991)、カリアリ市ロータリー・クラブ第18回ラ・マルモラ賞受賞(1999)、ブルネッラ市ミルト金賞受賞(2000),平成25年春瑞宝中綬章受勲(2013)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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