内容説明
早稲田はアジアの大学だった!留学生の視点から近代日本の大学をとらえなおし、留学生の果たした国際的な役割を検証することは、「真のグローバル化」をめざす祢本の大学にとって、すぐれて現実的な課題である。
目次
序章 留学生の早稲田大学
第1章 戦前期早稲田大学のアジア人留学生の軌跡―中国人と台湾人留学生数の動向を中心に
第2章 危機の時代における早稲田大学―中国人留学生譚覚真の軌跡
第3章 台湾自治の指導者「楊肇嘉」と早稲田―学問と政治の融合が生み出す自立的思考
第4章 李相佰、帝国を生きた植民地人―早稲田という「接触領域」に着目して
第5章 早稲田大学野球部と朝鮮―近代日朝スポーツ交流史の断面
終章 早稲田はアジアの大学だった
著者等紹介
李成市[リソンシ]
早稲田大学文学学術院教授。日本・名古屋市生まれ。早稲田大学大学院・文学研究科・博士課程修了・博士(文学)
劉傑[リュウケツ]
早稲田大学社会科学総合学術院教授。中国・北京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士越程修了・博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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