福島と原発―誘致から大震災への50年

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  • サイズ B6判/ページ数 451,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784657130174
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0036

内容説明

地元紙が見た人々の期待と現実。新聞協会賞(2012年度)受賞、執念の報道を再現。

目次

「前線基地」の苦悩
防災の死角
不意打ち
共生の功罪
立地の遺伝子
攻防、電力マネー
振興への駆け引き
推進と悔恨のはざま
専門家集団の模索
安全への問い掛け
崩れた信頼
遅れた巨大津波対策
国策への異議

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

33
読めば読むほど、金持ちという人達が無責任であることに嫌気がさすほどだ。原発をいまだに怨めない人達がいるからである。原発製造過程において。事故後も。マネーの魔力、拝金主義以外の何ものでもない。が、健康というものを失って初めて、不可逆的な事態だ、取り返しのつかないことだと、反省しても遅すぎるのである。日本人の先送り体質を問う。核燃料税:国から地方に回る地方交付税の計算基準に含まれず(203頁)。2015/05/30

けんとまん1007

9
帯にもある倉本聰さんの文章が痛いほどだ。この国の為政者・官僚・経済界がいかに杜撰で偽りだらけなのかが、描かれている。地元紙・地方紙だからこそできることだ。「絶対に」ということは、そうそうありえないことだ。人が作ったものは、必ずしや壊れるものだと思うのが、どうだろうか。それを、絶対に安全だからという、ありえないことに立脚してきたことがすべて。そして、その場さえ乗り切れば、いずれ自分には関係ないということだろう。それもあるが、今、何故、この事実や今の状況が伝えられないのだろうか。それが怖い。2013/11/22

オサム兄ぃ

6
東日本大震災が引き起こした原発事故について2011年10月から2013年2月末までの長期連載記事「福島と原発」をまとめた1冊。488頁の大著ながら新聞掲載時から大幅に構成を変え、読み易く仕上がっている。福島を代表する県紙だけに、県政中枢から市井の人々まで幅広く証言を集めて誘致から大惨事に至る50年の歴史が描かれる。創業121年の歴史と県下最大の読者数は伊達じゃない。皆が声を揃えたかのように、安全神話を盲信していた自分を悔い、故郷の未来を思って途方に暮れている様を引き出している。2013/10/30

K

4
様々な立場で福島原発に関わった人々の声を丹念に集めた新聞記事の書籍化。人生の大半を都心と横浜で過ごしている人間としてものを言ってはいけないかもしれないが…実は危険で都心には作れないものを地域振興の名のもとに地方に作った国と東電、見返りのような税金交付金に財政を依存し始める自治体、そしてその見返りを電気料金という形で負担することで危険を免れ、利便性を享受してきた東電管内の利用者、という構図を感じてしまった。事故の解決も今後の対策も見えない中、再稼働の流れを作ろうとしている人たちがいるのが恐ろしい。2014/03/12

sasha

3
地元紙ならではの渾身の取材だ。様々な立場で原発に係わった人々が語る悔恨の思いが切ないし、関東へ送る為の電力の為に原発を受け入れ故郷を奪われたことに言葉もない。悲劇は2011年3月11日に起きたのではない。それは50年前に始まっていたのだ。原発は安心・安全です。この国の掲げたスローガンの、なんと脆弱だったものか。そして誰も責任を負わないのが、政策ってもんなんだな。2015/03/05

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