出版社内容情報
バレーを愛する天才だが人付き合いが下手な灰島と、身体能力に恵まれているがヘタレの黒羽。高校バレー部で全国を目指すが……。眩しい男子たちの青春小説、連続刊行第2弾!(解説/吉田大助)
内容説明
高一の夏。清陰高校バレー部で改めてチームメイトになった黒羽と灰島は、個性的な先輩たちと共に全国を目指し練習に明け暮れていた。一年前の一件を引きずってぎくしゃくしていた二人だが、夏合宿で互いへの信頼を取り戻す。そして、期待が高まる中で迎えた県高校秋季大会。順調に勝ち上がってゆく清陰高校だが、準決勝を前にまたもや事件が―。まぶしくひたむきな青春小説、第二弾!
著者等紹介
壁井ユカコ[カベイユカコ]
学習院大学経済学部経営学科卒業。第9回電撃小説大賞“大賞”を受賞し、2003年『キーリ 死者たちは荒野に眠る』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴンゾウ@新潮部
108
あっという間に読み終わった。なかなか春高バレーにまだたどり着かない。だがハルチカのサイドストーリーはとても良かった。次作からいよいよ予選が始まる。期待度大です。 2018/09/09
ユー
78
青春真っ只中の彼ら。「一瞬で終わるぞ、高校なんて。」の言葉通り、一瞬にして変わって行く彼ら。たった1日、学校サボって東京行くだけで、心が成長して帰って来る彼ら。自分が高校生の時、こんなにも考えて行動していたのか?今だから、こうやって振り返って考えれるけれど、当時は、ただひたすらに突っ走っていただけだよな。彼らの様に、もっともっと青春したかった。2020/05/23
みかん🍊
68
どんだけバレーが好きなんやーと言いたくなる彼等、そしてそんな青春バレー小説大好きです。いよいよ清陰高バレー部の本格的始動、合宿、大会、そんな中トラブルが、そしてチカの中学時代の事件の真相、ヘタレのボンボンだったユニの春高をトップをチカと共に目指す決意、高校時代はあっと言う間、最後の春高という期限、その時は1度しかないきらきら輝く青春の瞬間です。2015/05/27
雪
66
ああ、若いっていいな。①の表紙の固かった二人の表情が、大人びて柔らかい笑顔になっているだけでももうウルウルしてしまう。それぞれいろんな事情はあるけど、みんな応援したくなる。東京の中学での事件の真相は、実際ありそうなことだなと妙に納得してしまった。棺野くんと末森さんの関係もいいですね。この二人の話だけでもずっと読んでいられそう。いよいよ春高に向けて本格始動。続けて読みます!2022/01/19
りょうじ
51
素直に良いなって思う作品です。今回はユニとチカ互いが理解しはじめ良い関係になってきてる!チームでトラブルがあっても乗越えてより一層団結力が増した感じで次が気になる作品です。2015/10/18