〈早稲田大学ブックレット「震災後」に考える〉シリーズ<br> 復興に女性たちの声を―「3.11」とジェンダー

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〈早稲田大学ブックレット「震災後」に考える〉シリーズ
復興に女性たちの声を―「3.11」とジェンダー

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  • サイズ A5判/ページ数 93p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784657123169
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C1336

内容説明

避難所、仮設住宅、復興行政など復興に関わるあらゆる場面で女性たちの声がかき消されてしまっている。女性の声はなぜ聴かれないのか。災害・復興におけるジェンダーについて考える。

目次

第1章 災害・復興と男女共同参画―女性が主体となっていくこと(国内外における近年の取組み;災害によるダメージと女性;東日本大震災における被災者支援の取り組みと課題;災害・復興における男女共同参画に向けて)
第2章 被災者支援における女性センターの役割(女性センターのミッション;震災後の女性センターの活動;事実の記録化を;よりいっそうの機能充実を)
第3章 放射能汚染と生活を考える母親たち(母親たちの状況;空間線量や食品の基準への苦悩;安全を担保するはずの「科学」への不信;インターネットによる情報収集;関係を築こうとする母親たち)
第4章 “女の子”支援からみえたこと(女の子とはどのような存在か;支援物資の持つ意味;ニーズから権利へ;女の子がエンパワーされる復興に向けて;日常から子どもの声をまちづくりに)

著者等紹介

村田晶子[ムラタアキコ]
早稲田大学文学学術院教授。早稲田大学ジェンダー研究所所長。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。専門は社会教育学。教育とジェンダー、成人女性の教育学を専門領域とする。近年、社会教育職員、対人支援職の専門的力量形成と大学の貢献について実践と研究に取り組んでいる。出身は新潟県長岡市(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真田 光

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仕事の関係で読んだ。「つい最近まで、女性は防災・復興分野において『市民』ではなかった。現場では沢山の女性が尽力しているのにも関わらず、意見を求められることもなく、単に『要支援者』『弱者』として処理されていた」という点に改めて気づかされるレポート・論考集。また、東日本大震災で表出した女性に関わる現象の記録として、3章「放射能汚染と生活を考える母親たち」と4章「“女の子”支援からみえたこと」は貴重である。特に4章のテーマについて、アカデミックな立場から研究されたことが今までにあっただろうか?2013/03/23

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