日本映画草創期の興行と観客―東京と京都を中心に

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  • サイズ A5判/ページ数 250,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784657120045
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C3074

内容説明

20世紀初頭、人々は映画に何を求め、いかにそれを受け入れたか。観客論に視点を据え、日露戦争の影響、映画館の登場、俳優の交代など、様々な動きを織り込んで、日本映画の発展の起点を描く。

目次

第1部 日露戦争期(日露戦争期の観客性―実写映画の興行形態から;興行街における観客層―映画館・劇場・寄席;興行街外部の観客層―愛国婦人会を中心に)
第2部 映画館出現期(観客層の拡大と流入―浅草公園六区において;観客層の地域性―東京と京都の比較から;観客性の変容―『紅葉狩』をめぐって;子供の観客層―汽車活動写真館を手がかりに)

著者等紹介

上田学[ウエダマナブ]
1979年生まれ。立命館大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。現職:早稲田大学坪内博士記念演劇博物館助手。専門:映画史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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東京と京都の1903年から1910年の興行と観客に焦点を絞って論じている。初期の富裕層の観客から地方から流入した都市下層の観客に主軸が移り映画文化が浸透していった視点が観えた。他にも子供の観客について書いた章が興味深かった。価値ある書籍。2014/07/09

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