内容説明
震災後間もなく福島第一原発二〇キロ圏の南相馬市から大槌町吉里吉里地区まで八〇〇キロにわたる現地取材を敢行。憲法に基づく「人権」「平和」「自治」による復興への課題と展望を一憲法研究者が歩き、考え、書きつづる。
目次
第1部 現場を行く(想定外という言葉―東日本大震災から一カ月;災害派遣の本務化へ;郡山から南相馬へ;「トモダチ」という作戦;「避難所」になった女川原発;石巻と大船渡―被災地における新聞の役割;南三陸、気仙沼、釜石など―被災地の自衛隊;陸前高田の人々;大槌町吉里吉里)
第2部 東日本大震災からの復興に向けて―憲法の視点から(震災後初の憲法記念日に;大震災からの復興と憲法;大震災における多様なアクターの活動;災害と犠牲―補償をどうするか;国会と政府はどうだったか―「政治手動」の結果;足尾銅山問題とフクシマ―田中正造の視点;新しい連対の芽生え―ウルリッヒ・ベックの主張から)
著者等紹介
水島朝穂[ミズシマアサホ]
早稲田大学法学学術院教授。1953年東京都府中市生まれ。早稲田大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。83年札幌学院大学助教授、89年広島大学助教授を経て、96年より早稲田大学法学部教授。専攻は憲法、法政策論。博士(法学、早稲田大学)。1999年~2000年ボン大学で在外研究。憲法理論研究会(創設者・鈴木安蔵)代表、全国憲法研究会運営委員、国際法律家協会理事ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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