目次
教育の目的とは何か
シェイクスピアとセネカの克己主義
ハムレットとその問題
ボードレール
パスカルの『パンセ』
アーヴィング・バビットのヒューマニズム
ヒューマニズム再考
著者等紹介
臼井善隆[ウスイヨシタカ]
1931年生まれ。早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かんちゃん
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教育とは何かを考える際、そこにはいくつかの次元があり、それぞれの関連性を含めた議論をしなければならないが、その際、「良い」「善い」とは何かという問題が不可避であり、結局、明確な議論はそれゆえに支持を失ってしまう…という解釈で良いのだろうか。他の論考もそうだが、キリスト教的感覚を前提としたところがあって、難しい。一方で、「考える」ことを自分に対してひたすらに要求し、困難な問題に対して何らかの答えを出そうともがいているような、そんな感じを受ける本。訳が旧仮名だったのには、音よりもその意味を重視する所以か。2011/11/05
ダージリン
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教育の目的というのは難しいテーマだ。知育偏重ではなく徳育も重視という点は同感。パスカルについての小論も興味深かった。2011/10/30