- ホーム
- > 和書
- > 社会
- > 社会問題
- > マスコミ・メディア問題
内容説明
ジャーナリストという「少数者」。その闘いと矜持―。
目次
蘇る過去と問われる現在(沖縄返還密約事件を追って―その取材過程;日米同盟と情報操作―今日的事件としての沖縄密約 ほか)
記憶の可視化と証言の空間(「記憶」と「記録」―ドキュメンタリーが写す「現在」;沖縄戦の記憶を伝えること ほか)
社会変化とジャーナリズム(2008年米大統領選挙とメディアの役割;反貧困運動と報道)
当事者に寄り添うということ(500人の村に住み込んで連載を書く;心に火を灯す放送を―「明るい」ドキュメンタリーの挑戦 ほか)
裁判・世論・真実(ドキュメンタリーは市民と連帯できるか;弁護士から見た犯罪報道―加害者と被害者と世論の間で ほか)
著者等紹介
花田達朗[ハナダタツロウ]
早稲田大学教育・総合科学学術院教授。ジャーナリズム教育研究所所長、オープン教育センター・テーマスタディ(全学共通副専攻)・ジャーナリズムコースのコーディネーター代表を務める。東京大学名誉教授。早稲田大学卒、ミュンヘン大学大学院修了。専門分野、メディア研究、ジャーナリズム研究、社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tenorsox
0
石橋湛山早稲田ジャーナリズム大賞(2009)記念講座で、受賞者等がマスコミ志望の学生に向けて語った内容の書籍化。昨今のマスコミに対する信頼の失墜を自業自得としつつも「愚直にジャーナリズムを追い続ける者達もいるのだと知ってほしい」的な冒頭のメッセージに期待しながら読み始めたが・・・ イデオロギーに固執し過ぎでマスコミ不信を増幅させるものと流石と唸らせるものとが半々。後者では沖縄密約事件の西山記者(露出を頑なに拒んできた彼を引っ張り出してきたのもすごい)、光市母子殺人事件の弁護士の章が強く印象に残った。2018/01/27