内容説明
日本の65歳以上の高齢者人口は、総人口の20%を越えた。ますます深刻化する「高齢者福祉」をめぐる諸問題を、介護の現場、地方自治体・行政担当者、研究者の三者の立場から徹底追及し、具体的な課題と論点を明らかにする。福祉問題の最先端がここにある。
目次
はじめに 福祉はどのように語られるか
第1章 語り方の推移(介護保険制度の実施前の時期;介護保険制度の制定・実施の時期;介護保険制度の見直しの時期)
第2章 具体的問題をめぐっての語り方(高齢者虐待;高齢者の認知症;高齢者の生活とセーフティネット)
第3章 議論から見えるもの(それぞれの問題発見 座談会―一九九六年福岡県自治研集会から;それぞれの望ましさ 座談会―一九九六年福岡県自治研集会から;制度実施 討論会―一九九九年度福岡県地方自治研究集会から)
終章 在宅介護研究会のこれまでとこれから
著者等紹介
久塚純一[ヒサツカジュンイチ]
同志社大学法学部法律学科、九州大学大学院法律研究科を経て、早稲田大学社会科学総合学術院教授
石塚優[イシツカマサル]
関西大学大学院社会学研究科博士課程、北九州市立大学北九州産業社会研究所を経て、北九州市立大学都市政策研究所
原清一[ハラセイイチ]
九州大学大学院政治学専攻博士課程、志学館大学法学部講師を経て、志学館大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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