内容説明
社会科学とはどんな学問か。現実から乖離した社会科学の諸分野を横断して複合する社会現象を分析する。
目次
1 社会科学の反省―近代の文明および思考の危機(近代社会および近代文明の根本問題;社会科学(The Social Science)―社会諸科学(Social Sciences)の総合化 ほか)
2 社会科学ならびに科学的認識の本質―成立と展開および学的・史的影響(社会科学の誕生―アダム・スミスの道徳哲学;自由経済―発展の背景と帰結 ほか)
3 自由主義経済社会の論理と軌跡(資本主義経済の発展と慢性不況の経済学;階級対立の理論的解明 ほか)
4 経済と法および政治の展開と人間疎外(経済と法および法治国家と民主主義;景気対策から政治国家へ ほか)
5 科学・哲学・宗教と道徳およびエートス(政治学の哲学的展開と必然・自由・偶然;道徳の回復と企業の社会的責任 ほか)
著者等紹介
田村正勝[タムラマサカツ]
1945年長野県松本市に生まれる。1968年早稲田大学第一政治経済学部卒業。1974年同大学院経済学研究科博士課程修了。1982年早稲田大学社会科学部教授(1992‐94年早稲田大学社会科学部長)。早稲田大学社会科学総合学術院教授、経済学博士。専攻は経済政策、社会哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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