私の一世紀 (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 598p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784657065124
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

内容説明

様々な「私」が一年一話のショートストーリーで歴史の素顔を語る。ノーベル賞作家が描く20世紀。

目次

一九〇〇年
一九〇一年
一九〇二年
一九〇三年
一九〇四年
一九〇五年
一九〇六年
一九〇七年
一九〇八年
一九〇九年〔ほか〕

著者等紹介

林睦實[ハヤシムツミ]
1934‐2004年。大阪生まれ。大阪大学独文科卒、元早稲田大学文学部教授

岩淵達治[イワブチタツジ]
1927年、東京に生まれる。東京大学独文科卒、ミュンヒェン大学哲学名誉博士、学習院大学名誉教授、演出家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がんぞ

3
ドイツを代表するノーベル賞作家、グラスが「ドイツから見た20世紀」を一年ごとの(虚実とりまぜた同時代的感覚の)小さなエピソードでつづる。世界大戦までを「長い19世紀」と呼ぶ、ドイツ帝国陸軍のヘルメットは革製だった。近代兵器による総力戦=国家全面対決の超巨大惨禍はドイツ、ロシアの帝制を崩壊させたに留まらず、「白人支配」「文明の恩恵」をも植民地人に疑問視させた。民主主義の代表者の自負対決により大戦再発に向かうドイツ…。著者は左翼支持者でコール首相の“謝罪”を積極評価するが、少年時代、ナチス親衛隊に加盟していた2011/01/23

swingswimmer

0
講義で勧められて買ったまま積んでたのを消化。義和団事件からユーロまで、ドイツの20世紀を1年ごとに語る1冊。解説でも述べられている通り綿密に構成されていて、スポーツや文化、娯楽について語られる章もポリティカルな問題意識が明確に背景にある(個人的にこれは日本人には最も欠けた視点だと思う)。同時に、ある出来事が持つ意味や、それが何の兆候だったのかというのはほとんどが後になって振り返って初めてわかるものだという難しさも感じた(後年から語る体裁を取った章の多さと、2度の世界大戦や学生紛争についての章の形式から)

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