内容説明
ノルウェー・日本修好100周年。ヴァイキングの遠征、デンマークとの確執、ナチス・ドイツによる占領、北海油田の発見など波瀾に満ちたノルウェーの歴史を描く。
目次
氷河期から鉄器時代まで―西暦800年
ヴァイキング時代―800~1030年
中世―1030~1537年
デンマークとの連合時代―1537~1814年
1814年
1814年から1905年まで
独立―1905~1940年
戦争と占領―1940~1945年
解放からEC加盟闘争まで
産油国ノルウェー
著者等紹介
岡沢憲芙[オカザワノリオ]
早稲田大学政治経済学部政治学科、同大学院政治学研究科博士課程を経て、早稲田大学社会科学総合学術院教授
小森宏美[コモリヒロミ]
早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。在ストックホルム日本大使館専門調査員等を経て、国立民族学博物館地域研究企画交流センター助手
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感想・レビュー
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穀雨
2
200頁弱で、先史時代から現代(2001年まで)のノルウェーの歴史が要領よく述べられている。テクストは横書きで、写真が多く挿入され、文字が大きい所は教科書のようである。世界有数の福祉国家として確かな地位を築き、北海から産出される石油収入で国の債務はゼロ、そのうえそれを将来の経済危機や少子高齢化対策の基金につぎ込み、いまや莫大な金額に達しているとか。現代の日本からすれば、うらやましいかぎりである。2013/08/29
火曜日
0
「氷河期から今日まで」という副題に惹かれたが本当に「氷河期から今日まで」だった。ヴァイキングのあたり、即物的な破壊の歴史を淡々と飛ばしていく描写が面白かった。2024/09/04
舌噛
0
バイキング時代、デンマークへの従属、英仏やスウェーデンとの関係、ドイツによる侵略という基本的なことについて知ることができた。デンマークが北欧扱いになっているのがど ういうことなのかがよくわかった。2018/03/09