内容説明
政治を実際に動かしている勢力、生きた現実に政治学はどう対応するのか。20世紀の政治過程研究の動向と現実政治の変遷を跡づけ、理論と実際の両面からデモクラシーの可能性を追究する。
目次
1 政治過程への視座(現代政治学と政治過程研究;グループ・アプローチの先駆者・大山郁夫と高橋清吾;わが国政治学における国会研究の現状と課題)
2 政治過程の動態(プレッシュア・システムに対する社会変動のインパクト;イギリス圧力団体における党派性のパターンとその動向;第二次大戦後のわが国政治過程の変貌とその問題 ほか)
3 政治過程の現在(現代政党の特質と課題;議会政治と政策過程の現在―アメリカの場合;政策実施過程と圧力団体 ほか)