漱石の東京〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 265,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784657002075
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1095

内容説明

本書は、夏目漱石の門、こころ、明暗などの舞台となった明治の東京を再現する。

目次

門(故郷東京への回帰;野中家と佐伯家の人たち;宗助と神田・牛込・小日向 ほか)
彼岸過迄(隅田川べり;神田小川町界隈と市電;漱石山房(早稲田南町)‐菩提寺(小日向水道端)‐火葬場(上落合)往還)
行人(暗い番町;希望つなぐか、富士見町;二郎の生活領域)
こゝろ(年立て;小石川表町界隈;本郷・下谷散策 ほか)
道草(駒込追分町往還;四ツ谷津の守坂と姉夫婦;内藤新宿・浅草往還)
明暗(新婚家庭の在処;藤井の家の在処;金剛寺坂周辺の岡本家 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マカロニ マカロン

11
個人の感想です:B+。2年半前に本書を読み感想をアップしたが、一部間違えがあった。『琴のそら音』は本書〈2〉ではなく、第1巻目の方だった。本書には『門』、『彼岸過迄』、『行人』、『こゝろ』、『道草」、『明暗』が掲載されている。『門』の文学散歩を計画し下見したが、コロナの感染拡大期で中止してしまった。本書では浅草、四谷、市ヶ谷、新宿、早稲田など第1巻では取り上げており、取り上げており、2巻揃うと明治末期の東京の姿が蘇ってくる。東京の拡大と発展に鉄道や東京市電が果たした役割は大きい2023/10/21

マカロニ マカロン

7
個人の感想です:B+。『琴のそら音』の参考本。に同書で靖雄が白山御殿町の津田君の下宿から小日向台町の自宅まで、4月3日夜11時から0時に雨の中を歩くという話が書かれていて、途中の極楽水という寂しい坂道で新生児の葬列に出くわしたりする。本書では、門、彼岸過迄、行人、こゝろ、道草、明暗に登場する神田、牛込、本郷、下谷、浅草などと共に『琴』のコース、明治時代の小石川、小日向、夏目家の菩提寺本法寺などについても書かれていて、とても参考になった。次は本書を持って『こゝろ』の散歩道を歩いてみたいと思った2021/04/02

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