内容説明
今まで誰も解き明かすことができなかった俳句の不思議さ、奥深さをやさしい言葉で、分かりやすく紹介した前著『俳句の不思議、楽しさ、面白さ』(公立高校、私立中学校の入試・国語に採用されました)を越える第二弾。今回は、子規、虚子などの近代の名句の奥深さはもちろん、赤尾兜子、阿部完市などの現代の俳人たちの名句の奥深さも、言葉さばき(レトリック)ごとに縦横に解き明かします。そして、最後に、今話題のAIが作った句と芭蕉の句では、どちらが優れているのか、などについて、詳しく解説します。
目次
三つの文字―漢字、ひらがな、カタカナ
文字一つの発見
雨と雪―ひらがなの変身
上にある言葉は大きい
あいまい表現
ぼかし―あたり
など、のっそり
重ね言葉
波郷たちの六月、荘厳
俳句はやっぱり縦書きの詩
俳句は視覚詩
二階は異界
結界
鬼灯
意味づけ
核に立ち向かう
古典と現代
倒装法
不思議のリズム―自由律俳句
AIと名句の誕生
芭蕉とAI一茶くんの俳句の優劣
俳句と漢詩の言葉さばき(レトリック)―小川双々子から李賀へ
著者等紹介
武馬久仁裕[ブマクニヒロ]
1948年愛知県に生まれる。俳人。現代俳句協会理事。黎明俳壇選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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