内容説明
模倣は二歳ごろから盛んになり、手・足や身体を使って盛んに真似っこあそびをしはじめます。三歳~四歳ごろがその頂上といわれ、このころから想像力が盛んになり、模倣の欲求も強くなり、「ごっこあそび」があそびの主力になります。五~六歳の幼児や小学校低学年になっても、「なったつもり」や「なりきる」ことが好きで、眼に入った動物や乗り物、働く人、アニメの登場人物などに「なりきって」いるのをよく見かけます。この「ごっこあそび」は子どもの自由あそびですが、本書では一歩進んで、「劇」への前段階としての「劇的なりきりあそび」を提案しています。
著者等紹介
伊藤靖子[イトウヤスコ]
セツ・モード・セミナー修了後、デザイン事務所をへて、現在フリーのイラストレーター。絵本、雑誌などに元気な子どもを描いている。作品は『ゆびあそび』『いろいろサーカス』(岩崎書店)、『手作り玉手箱』(文化出版局)、『絵本・チャビーシリーズ』(アメリカリトルサイモン社)、『リサイクル工作ずかん』『たのしい行事と工作』『おりがみであそぼう』(小峰書店)、『お年寄りの楽楽おしゃれ術』『お年寄りの楽楽あそび』(黎明書房)『ぼけないレッスン』(晶文社出版)等がある
福島康[フクシマヤスシ]
1931年、函館市生まれ。小学校教員勤務の一方、演劇活動を行ってきた。「低学年の劇指導のあり方」等々を全国教育研修会で発表。現在、幼児と親のための表現遊び、保育士・教師のための演劇教室、中高校生のための講座、俳優養成などを行う
大森靖枝[オオモリヤスエ]
京都の人形劇団で公演活動後、1980年に「劇団風の子」に入団、幼児対象の「小さい劇場」班に所属し、近年は、劇ごっこ「もりのたぬきさん」等の観客も巻き込んで楽しむ公演や、保育士・幼稚園研修会、子育て表現遊びの講座も行う
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