内容説明
ICT時代にあって、「国語科は、何を教える教科か」が、改めて問われている。本書は、国語科は「形式教科」、すなわち「日本語の読み方」を教える教科であると明快に答える。そして、「日本語の読み方」の教え方のエッセンスを具体的に、分かりやすく紹介する。その他、電子教科書、タブレット、ChatGPTなどの特質と使い方、文章の手書きの問題、文学教育、漢字指導、協働学習、個別最適化と国語科などの問題についても、これからの国語教育の観点から明快に語る教師必読の書である。
目次
国語教育の現状と課題
第1章 今、学校で行われている国語教育
第2章 子どもたちの変化
第3章 国語は形式教科である
第4章 ICTをどう考えるのか
第5章 国語は言葉を教える教科
第6章 文学教育の必要性
第7章 これからの国語教育
第8章 AIの時代の国語教育
著者等紹介
多賀一郎[タガイチロウ]
神戸大学附属住吉小学校を経て、私立小学校に長年勤務。元日本私立小学校連合会国語部全国委員長。元西日本私立小学校連合国語部代表委員。若い先生を育てる活動に尽力。公私立の小学校・幼稚園などで講座・講演などを行ったり、親塾や「本の会」など、保護者教育にも力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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