内容説明
子どもは、担任の先生に、自分の話を聴いてほしがっています。そのために教師は、「聴く力」をみがき、子どもの発言をキャッチングする力をつけなくてはなりません。本書は、「聴く力」という教育的行為を軸に、教師の力量向上を実現する「知恵とワザ」を具体的場面に即して詳しく語った学級担任必読の書です。
目次
プロローグ 「話すこと」よりも「聴くこと」に軸足を置く
1 新任教師との「勉強会」から見つけた知恵とワザ
2 「聴く」という教師の振る舞い方を考える
3 「個」としての子どもに向き合う教師の精進を
4 「聴くこと」に徹したリーダーとしての教師の精進
エピローグ 私の体験した「入院生活」から思うこと
著者等紹介
前田勝洋[マエダカツヒロ]
豊田市内に校長として勤務し、2003年退職。大学の非常勤講師を務める傍ら、求められて小中学校現場を『学校行脚』して、教師たちと苦楽を共にしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン
15
まさに具体そのもの。2020/02/23
Horizon09133
1
「すごいねぇ、よく考えたねぇ。」まずは認める。 「みんなは、どうだい?」と聞く。 「ここまで分かりましたか。」と子ども達同士で、確認し合う。 「わかったよ。」と返事をする。 「板書では、教師の手のひらを超えていこうとする子供の声を期待する。」2020/04/13
shin1
0
傾聴という言葉をよく耳にしますが、自分に足りないなと思い手に取ってみました。 著者の経験から子どもに対しても、先生に対しても深い慈愛をもたれた方なんだなと感じました。自分にはこれは真似できないなと思う部分もありましたが、参考にできる部分は生かしていきたい。2021/12/30