内容説明
「教室のあの子」とも呼ばれる発達障害の特徴を持つ子ども。突然走り回る、些細なことでも異常に反応をする。…こういった行動に対し、教師や支援者はどのようにかかわっていけばよいのだろうか。きれいごとだけでは通用しない教室の実態を踏まえ、教師はどのような考え方や視点を持ち、どのような対策をとるべきなのか。今、最も注目すべき2人の実践家がインクルーシブ教育の今日と明日を克明に語る。
目次
第1章 「あの子」のいる教室―現場の実態から(こういう姿を見ませんか?;見えていないが、困っている ほか)
第2章 「あの子」に悩む先生たち(現場には、きれいごと抜きの現実がある―授業妨害と暴力;気づかずに子どもをつぶしている)
第3章 「あの子」と保護者のこと(小学校に入って気づく、さまざまな事例;「教室にいさせてください」という言葉の辛さ ほか)
第4章 未来志向のインクルーシブ教育(将来が見えない;インクルーシブ教育の目的とは何か? ほか)
第5章 きれいごと抜きの解決策(「あの子」は何に困っているのだろう;問題が起こりづらい先生から学ぶ ほか)
著者等紹介
多賀一郎[タガイチロウ]
神戸大学附属住吉小学校を経て、私立小学校に永年勤務。現在、追手門学院小学校講師。元日本私立小学校連合会国語部全国委員長。元西日本私立小学校連合会国語部代表委員。若い先生を育てる活動に尽力。公私立の小学校・幼稚園などで講座・講演などを行ったり、親塾や「本の会」など、保護者教育にも力を入れている
南惠介[ミナミケイスケ]
中学校、小学校講師での勤務を経て、小学校教諭となる。現在、美咲町立柵原西小学校教諭。人権教育、特別支援教育をベースとした学級経営に取り組んでいる。子どもたち一人ひとりを伸ばすための多様な学びのあり方について研究を進めつつ、試行錯誤しながら教室実践を積んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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