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内容説明
「理論と概要」編では、知的障害の程度が比較的軽度の生徒の就労を目指した青年期教育(職業教育、生徒指導・日常生活の指導・道徳の授業、共生教育)の現状の把握とその課題について詳説。「実践事例」編では、生徒の主体性を大切にしながら、課題の克服を目指し「必要性の高い指導内容」と「指導が難しい指導内容」に挑んだ静岡県内の特別支援学校など10校の優れた実践を収録。
目次
理論と概要(軽度知的障害生徒の高等部教育の現状と課題;キャリア発達の視点を踏まえた職業教育;自己肯定感や自信につながる生徒指導、日常生活の指導、道徳の授業;学び合い、育ち合いの共生教育)
実践事例(Tさんの企業就労への道―実習先の作業課題分析と職業生活への移行支援;自分の良さを知り、周囲の人の良さを認めて、働く力を高める―エコ平板作業での人間関係形成能力の向上を目指して;働くための実践力を身につけるために―週1回、1日の地域作業学習を中心に、ものづくり作業学習、現場実習を通して;パソコン入力への挑戦―職場と連携した入力システムの改善;農業高校ならではの環境を生かした3年間のキャリア教育―Dさんの人間的・職業的な成長を追って;補完行動を獲得しながら自らを調整して作業を進めるために―Uさんの自分を大好きになる魔法の言葉“大丈夫”;ワープロ検定とアビリンピック大会を目指して―特技を生かし、自己肯定感を高めて、現場実習に挑む;自己理解を図り就労に結び付けるために―カウンセリング、ストレスマネジメント、マッピングを生かして;「キャリアプランニング・マトリックス(試案)」の視点を取り入れた道徳の実践―働く力を高めるために、自分への気付きをベースによりよい人間関係を築く力を育成する
よりよく人と関わり合いながら思春期・青年期を生きる―自閉症スペクトラムのあるYさんへの心と体に対応した性教育)
著者等紹介
渡辺明広[ワタナベアキヒロ]
1949年生まれ。三重大学教育学部附属養護学校(現在は特別支援学校)で、21年間、児童生徒の学習指導や生活指導、進路指導などに当たる。その後、10年間、福祉系の専門学校と短期大学で、「障害者福祉論」「児童福祉論」「地域福祉論」などを担当する。2004年度からは、静岡大学教育学部で、「知的障害教育課程論」「知的障害者指導法」「障害児福祉論」などを担当している。08年度から同大学院教育学研究科教育実践高度化専攻(教職大学院)の教授。11年度から、同教育学部附属特別支援学校校長を併任している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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