内容説明
本書では、人間としての多面的な自己認識の形成をめざす「人間中心カリキュラム」としてのドイツの事実科の特色にも触れながら、これまでのクロス・横断的な学習からさらに総合的な学習へと学習活動を拡大する中で、これまで我々が提唱してきた「２１世紀のヒューマン・シティズンシップを育てる新しい問題解決学習のストラテジー」を、総合的な学習の新視点としてよりいっそう豊かに柔軟に発展させている。
目次
１ ２１世紀のヒューマン・シティズンシップを育てる横断的・総合的な学習の新視点（横断的・総合的な学習を構想する；「横断的・総合的な学習」の可能性とその実践化；神戸大学発達科学部附属明石小学校における総合学習を核にした新しい教育課程の創造 ほか）
２ ２１世紀のヒューマン・シティズンシップを育てる新しい問題解決学習のストラテジーと横断的・総合的な学習の展開（地域素材を生かした生活科総合クロス学習（１年）―鴨池と友達１年生
総合的な活動で町探検（２年）―こだわりの町探検を１年生に伝えよう
総合活動単元「身体と私たち」（５年）―教科学習を越えた総合的で活動的な学びをめざして ほか）
